145
2016.07.07
日本一の七夕にうっとり。鮮やかな吹き流しが街を染める「仙台七夕まつり」
毎年8月6~8日に開催される「仙台七夕まつり」。東北三大祭りのひとつに数えられ、市内中心部の商店街に優美な吹き流しがたなびく、仙台の夏の風物詩です。2016年は土~月曜日と暦的に恵まれています。今年の夏旅プランのひとつに加えてみませんか?
杜の都の夏を鮮やかに彩る祭り
仙台駅前から続くアーケード街が、豪華絢爛な七夕飾りで彩られる「仙台七夕まつり」。仙台藩祖・伊達政宗の時代から約400年続く伝統行事であり、青竹に吊り下げられた大きな吹き流しが、商店街を埋め尽くします。七夕飾りには吹き流しのほか、巾着や短冊、折鶴などの小さな飾りも。これらは「七つ飾り」と呼ばれ、ひとつひとつに商売繁盛、学問の上達、健康長寿といった願いが込められています。 色とりどりの和紙で作られた七夕飾りは、真っ青な夏空に美しく映え、風にたなびくさまは圧巻の華やかさ。日本有数の七夕祭りとあって、毎年200万人以上の観光客が訪れます。
東北の夏祭りは、三大祭りの「青森ねぶた祭」、「秋田竿燈まつり」などダイナミックな「動」の祭りが多いなか、「仙台七夕まつり」は優美な吹き流しを愛でながら街を歩く「静」の祭り。飲食店や雑貨店などが軒を連ねるアーケード街のお店めぐりと一緒に楽しめるのも魅力です。 祭り期間中、通り沿いには、ひと休みにぴったりの屋台もたくさん出店しています。仙台グルメを楽しんだり、おみやげを選んだりしながら、仙台の夏を満喫してくださいね。
「瑞鳳殿七夕ナイト」で幻想的な夜を
夕暮れが近づいてきたら、にぎわう市街地を少し離れ、観光スポットのひとつ「瑞鳳殿」へ足をのばしてみましょう。こちらでは「仙台七夕まつり」期間中、観覧時間を延長してライトアップを行う「瑞鳳殿七夕ナイト」が開催されています。 JR仙台駅から、レトロな観光循環バス「るーぷる仙台」に乗って15分。「瑞鳳殿」は伊達政宗が眠る霊屋で、昼間はきらびやかな廟建築が目を引きます。「仙台七夕まつり」期間中は、薄暮を迎えると参道や境内の1200本の竹灯篭に火がともり、昼とは趣の異なる幻想的な雰囲気に包まれます。
おみやげには、七夕飾りモチーフのお香を
仙台四季香(香立て付/各1400円)。香りは七夕・萩・桜・梅・椿・竹の6種類
旅の思い出には“香り”を持ち帰ってみませんか?仙台市中心街の小路にあるお香専門店「仙台香房 露香」には、仙台の四季やイベントを香りで表現したお香がそろいます。おすすめは、とんぼ玉の香立てをくす玉、お香を吹き流しに見立てた、まるで七夕飾りのようなパッケージの「仙台四季香」シリーズ。自分用にはもちろん、友人へのおみやげにもぴったりです。
「仙台香房 露香」の記事はこちら
時間帯によってさまざまな楽しみ方ができる「仙台七夕まつり」。鮮やかな吹き流しや灯篭の灯りがきらめく杜の都を、今夏訪ねてみませんか。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
福島綾香 写真:板元義和
雑貨
の人気記事