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2013.10.30
ルイ・ヴィトン初の文房具専門店Louis Vuitton Cabinet d’Ecriture
フランスの文豪が愛したカフェのある、パリのサンジェルマン・デ・プレ地区に、今年末までという期限付きでオープンしたルイ・ヴィトンの文房具専門店「ルイ・ヴィトン キャビネ・デ・エクリチュール」。商品の一つ一つに物語があり、大切な言葉を書き留めたいと思わせる文具に出会えます。
ガストン・ルイ・ヴィトンの所有物も公開

(C) Louis Vuitton Malletier
19世紀の図書館を連想させる、息を飲むほど美しい店内には、愛書家だったという3代目のガストン・ルイ・ヴィトンが実際に持っていた蔵書印入りの本がトランクに詰められて展示されていたり、ヴィトン家が代々受け継いできた各国の筆記用具のコレクションが展示されていたりと、博物館のような重厚感に満ちています。
この文房具と旅をしたい!

(C) Louis Vuitton Malletier
年代物の展示にも引けを取らずに並んでいる商品の中には、ルイ・ヴィトン社普遍のテーマ「旅」を感じるステーショナリーが数多く並べられています。移動に便利なiPad入れや、トラベルノートはもちろん、万年筆やローラーボールペンは特許を取得したという特殊技術で、飛行機に乗ってもインク漏れがしない構造になっています。
物語が詰まった12色のインク

(C) Louis Vuitton Malletier
全12色あるインクは、ペンを傷つけてしまう化学物質を排除したナチュラルカラー。メゾンのために特別に作られたこれらの色の、背景にある小話もとても素敵です。例えば「ロマンチックなグレー」と名付けられた灰色のインク。これは、フランス革命後にインクが不足したとき、多くの作家たちが黒いインクを水で薄めて使用したことからインスピレーションを得て作られた色なのだそう。また、トランクのデザインが施された美しいレターセットは、白地はもちろん、ダミエ柄も用意されていて、便せんにも封筒にも自分の名前やイニシャルを入れることができます。
最高の文房具で温かい気持ちを届けたい

(C) Louis Vuitton Malletier

(C) Louis Vuitton Malletier
ペンを入れるための特別のトランクや、輝くクリスタルのインク入れなどは、簡単に手に届く値段ではありませんが、たくさんの物語が詰まったこの文具を見ていると、忘れていた何かを思い出させてくれるような気がします。 気持ちで変わる筆圧の違い、インクの色から伝わる温かさ、紙の質感など、全部含めて封筒に詰め相手に届ければ、メールでは伝わらない気持ちも届きそうですね。

Louis Vuitton Cabinet d’Ecriture
ルイ・ヴィトン キャビネ・デ・エクリチュール
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エミール・ランベール
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