色とりどりのケーキがズラリ

スペインのお菓子といったら何を思い浮かべますか？　ホットチョコレートに浸して食べる「チュロス」くらいしか思い浮かばない？　日本ではあまり知られていないスペインのスイーツですが、スペインはヨーロッパで最初にチョコレートが伝えられた国。甘いものについては一家言ある人たちが多いんです。 「ラ・パスティセリア」の甘い香りに誘われてドアを開ければ、色とりどりのスイーツがショーケースにズラリと並んでいます。次々にお客さんが訪れ、真剣な表情でスイーツを選んでいきます。 もちろん持ち帰りができますが、旅行者の私たちはゆったりとした椅子に座ってひと休みしていきましょう。店内は広く、ゆっくりくつろげます。

若きパティシエの手から生み出される繊細なスイーツ

写真はパティシエのジョセップさん。 彼はお菓子の世界選手権ともいえる「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」で2011年に優勝したスペインチームの一員として活躍しました。それがきっかけで2012年にこの店を家族でオープンしたそうです。 地下が工房になっているので、出来立てのフレッシュなケーキをすぐに食べてもらえるのが何よりうれしいと、ちょっと恥ずかしそうに話してくれました。

おすすめは店のロゴにも使われている「チェリー」

数あるケーキの中で特におすすめなのが、店のシグネチャースイーツともいえる「チェリーLa Cirera」。 丸くて大きなチェリー型のケーキは、チェリーのコンポートとヨーグルトのクリームのムースで作られていて、ほどよい酸味で甘すぎず、見た目よりずっと軽い仕上がりです。 　 ほかにもミルフィーユなど、目移りばかりしてしまうほど、カラフルで、かわいくて、おいしそうなケーキがいろいろあるので、どれにしようかと悩むのもたのしいですよ♪ バルセロナに訪れた際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。