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2014.01.13
台湾の縁結び専門職「月下老人」に恋愛成就祈願♪
※こちらの記事は2014年1月13日に公開されたものです 台北の迪化街(ディーホアジエ)「霞海城隍廟(シアハイチェンホアンミャオ)」に収められた月下老人は、縁結びの霊験あらたか。良縁を願う人々が後を絶ちません。
台湾いちの縁結びスポットといえばココ
迪化街にある「霞海城隍廟」には、天災を鎮め、邪気を払う、土地の守護神である城隍が祀られています。そして城隍のほかに、もう一柱大人気の神様がいます。それが月下老人(ユエシャーラオレン)、最強の縁結びパワーをもつと大評判の神様なのです。 月下老人は結婚の運命が記された本を持ち、最高の伴侶に結びつく赤い糸を授けてくれるといわれています。 「運命の赤い糸」の由来はここから。 今日も国・年齢を問わず、多くの男女が廟を訪れ、良縁を祈願した縁結びの赤い糸を持ち帰っています。
赤い糸をたぐり寄せる、正しいお参り手順
普段ゆるーい台湾人も、お参りの時だけは作法どおり。 日本語ボランティアさんの助けも借りつつ、手順をおさえましょう。 1.廟横の売店で、お賽銭の意味を持つ「金紙」と「線香」3本のセット(50元)を購入します。 2.赤い糸が入ったお守り入りの「お供えセット」(250元)も、廟内で売っています。必須ではないものの、本気ならぜひ。 3.金紙とお供えセットは廟前の台の上に置きます。線香は売店前右のガス台「點香處」ですべて火をつけます。
4.線香を持ち、まずは通り側の爐に向かって、最も偉い天の神様「天公」にご挨拶します。「天公」は玉皇大帝、天帝、上帝などとも呼ばれ、道教においてすべての神様を統率する中心となる神様です。 頭の中で、ゆっくりと名前・年齢・住所と願い事を唱えます。以降、どのお参りも同じように伝えましょう。 5.正面から入り、一番奥のご本尊城隍爺(チャンホアンイエ)にお参り。ご利益は無事息災・金運上昇です。
6.そしていよいよ月下老人にご対面。この時は、名前・年齢・住所のほかに、さらに好きな人の名前と、彼とどうなりたいかをしっかり伝えます。もし特定の人がいないなら、好みのタイプを。 7.右側の部屋に移り、左から順に3人の神様に参拝します。
8.最後にもう一度「天公爐」をお参りし、爐に線香を立てます。 9.「お供えセット」の中のお守りを取り出し、爐の煙にかざし時計回りに3回まわします。 10.「お供えセット」の砂糖「喜糖(シータン)」は月下老人の前に置いていきます。「金紙」は回収BOXへ。そしてお守りは大切に持ち帰りましょう。 台北を訪れた時は、立ち寄って「運命」を引き寄せてみてくださいね。
霞海城隍廟
シアハイチェンホアンミャオ
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西村舞由子
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