431
2016.08.14
知る人ぞ知る地元の味!金沢で愛され続けるお豆腐屋さんの濃厚豆乳ソフトクリーム
※こちらの記事は2016年8月14日に公開された記事です。 金沢の3つの茶屋街のひとつ、にし茶屋街にある「手づくり 中谷とうふ」では、オリジナルの豆乳ソフトクリームが人気です。地元の人にも愛される豆腐店ならではの味を楽しむことができますよ。
金沢で愛され続ける手づくり豆腐のお店
「西検番事務所」すぐ横の「中谷とうふ」
昔ながらのお茶屋が軒を連ねるにし茶屋街の大通りを進むと、水色の外壁がひときわ目立つ芸妓衆の稽古場兼管理事務所「西検番事務所」があります。そのすぐ隣にあるのが、「手づくり 中谷とうふ」です。店の前には木のベンチが置かれ、道行く人やご近所さんが一休みする姿も。40年ほど前に創業した時は卸専門の豆腐屋でしたが、当時から近所の方がボールを持って豆腐を買いに来ていたそう。地元に愛され続けているお店です。
夏季限定の味「豆乳ソフトクリーム」
口当たりもなめらかな豆乳ソフトクリーム(350円)
「中谷とうふ」の名物になっているのが「豆乳ソフトクリーム」(350円)。通常の2〜3倍の豆を使った豆乳から作られていて、季節によってグラニュー糖の量なども調節。濃厚でしっかりとした豆腐の風味と自然な甘みが口いっぱいに広がります。少し食べたところで地元の大野醤油をトッピングすると、今度は味がガラッと変化!豆腐だけあって醤油との相性はぴったり。4月から10月の限定販売です。
さっぱりとした「とうふアイスクリーム」も
「とうふアイスクリーム」(350円)は通年販売。発送もできる
おみやげにおすすめなのは、「とうふアイスクリーム」(350円)。このお店の「手づくり絹豆腐」をこわして生地に練り込み、ジェラート風に作られたあっさりとした味わいです。こちらも大野醤油との相性もぴったりです。
なめらかで味はしっかり「昔とうふ」
「昔とうふ(きぬとうふ)」(260円)は冷奴がおすすめ
地元の人に愛されすぐに売り切れてしまうのが、「昔とうふ(きぬとうふ)」(260円)。北陸のエンレイ大豆と能登の塩田にがりだけを使った豆腐です。大豆の量は通常の絹豆腐の2〜3倍に、にがりは少なめにして、豆本来の甘みを最大限引き出すように作られています。
北陸エンレイ豆100パーセントの、手前から「絹とうふ」(150円)、「昔豆腐(きぬとうふ)」(260円)、「あつあげ」(200円)、「うすあげ」(160円)
一口食べれば大豆の濃さがわかる、濃厚で贅沢な味わいです。とてもやわらかいのでスプーンですくいます。味噌汁や鍋料理ではすぐにくずれてしまうので冷奴でいただくのがおすすめですよ。北陸エンレイ豆を使った「あつあげ」(200円)も人気で、午前中、運が良ければ、揚げたてをその場でいただけることもあります。
豆腐作りに使われる井戸水
濃厚な「豆乳ソフトクリーム」に濃厚な「昔とうふ」。情緒あふれるにし茶屋街を散策しながら、「中谷とうふ」で豆腐の本当の美味しさに出会ってくださいね。
手作り 中谷とうふ
テヅクリ ナカタニトウフ
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
吉田 紀子
の人気記事