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2025.03.03
米どころ北陸ならではのお餅や和菓子をおみやげに。金沢駅構内の「すゞめ 金沢百番街店」
こしひかりに代表される、おいしいお米の産地石川県。東京ドーム約30個分、大小合わせて約1700枚の田畑を持つ「六星(ろくせい)」の自家栽培米を使う、おいしいおみやげが買えるのが、北陸新幹線金沢駅の改札すぐの金沢百番街あんと内にある「豆餅すゞめ」です。昔ながらの杵づきしたお餅やもち米を生かした和菓子、お米が主役のお弁当などがありますよ。

石川県内最大規模で生産されるお米を味わうおみやげの数々

店内入って右には塩豆大福など和菓子にお弁当、左にはおかきやせんべい、お餅を販売
こしひかりなどのお米や白山もち米などを一から育てて、お餅や和菓子、お弁当に加工している「六星(むつぼし)」。石川県内では、むつぼしマーケット松任本店といった直売店があり、地元でも定評があるお店です。平成25(2013)年には、ブランド「豆餅すゞめ」を発信。ブランド名には「六星のおやつが羽ばたきますように」という願いが込められていて、金沢旅のおみやげ店として、金沢駅構内の直売店「すゞめ 金沢百番街店」がオープンしています。

(左)香ばしい味わいの豆板餅5枚入594円、10枚入1144円(右上)おみやげにおすすめのサイズも(右下)軽く塩味がついている白餅に、よもぎ、きび、粟、黒豆などをいれた斗棒餅5枚入り529円
主力のおみやげは、斗棒餅(とぼもち)です。コシの強いお餅には、シンプルだからこそ味の違いがよくわかる白山もち米100%の白餅や低カロリーで繊維質もたっぷりというきび餅、天然よもぎの香り良きよもぎ餅など5種類あります。お雛様のひし餅といった季節限定のお餅にも心惹かれます。

塩豆大福1個150円、6個箱入り930円~
和菓子なら、塩豆大福がおすすめ。もち米からつき上げたお餅で、塩豆と粒あんを包んだ、お店を代表する和菓子です。やわらかく、伸びの良いお餅と甘さ控えめの粒あんの相性が良く、つい買ってすぐに食べたくなります。また求肥と粒あんをサンドした、すゞめのもちどら焼きに、季節になるといちご大福やもちもちのさくら餅、三色花見だんご、粒あんを上に乗せた串に刺さったよもぎだんごにも出会えます。

パリッ、ザクザクッとした食感の焼きおにせんべい、6枚箱入450円
おかき、せんべいも自家栽培のお米を使用。余計なものは加えずシンプルに仕上げることで、素材の味わいを感じられます。なかでも焼きおにせんべいは、自家栽培のこしひかりをこんがり香ばしく焼き上げた、おにぎり型のおせんべいで、しょうゆやみりんなどを使い、まるで焼きおにぎりのよう。おにぎり型の箱がおみやげにおすすめです。

奥能登の海の塩を使う塩豆おかき399円、サクサク米せんべいうす塩358円
定番のおかきは、自家栽培のもち米と富山県産の黒豆をたっぷり入れて焼き上げた、さくさくの塩豆おかき。素朴でやさしい味わいのサクサク米せんべいシリーズもあり、うす塩やあまから、きなこ、カレーとどれにしようか迷います。

こしひかりや特上米こしひかり玄米などを新米時期から売り切れ次第終了で販売
おやつ作りがはじまるのは、霊峰白山のふもとに広がる加賀平野で、原材料のお米を自社で育てるところから。だからこそ食べてみたいお米は、新米時期から売り切れ次第終了で、持ち帰りやすいサイズで展開しています(2025年は販売終了、9月の新米以降販売予定)。電車内で食べたいお弁当もいろいろありますが、夕方以降は売り切れ次第終了なので早めに買うと良いそうです。

能登ヒバ香るすゞめのサイコロ1個500円。節分の豆まきにも使えそうな一合桝1個390円
「すゞめ 金沢百番街店」ではハイシーズン以外、豆板ぜんざいやドリンクが楽しめるカフェをオープンしています。その時に使われるのは石川県独自の木「能登ヒバ」をそのまま使ったお箸。 ヒノキチオールという成分が多く含まれていて、抗菌・殺菌効果や防臭・消臭効果があるそうで、「六星」は奥能登で育った能登ヒバを使うことで北陸を応援をしています。最近では、サイコロを作成。ロゴマークのすずめがかわいいアイテムです。 おいしそうなお米由来のおやつやお弁当など、米どころ石川県を感じるお店で、旅の締めくくりにおみやげを買うのも良い思い出になりそうです。

すゞめ 金沢百番街店
スズメカナザワヒャクバンガイテン
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文:土井淑子 撮影:増田えみ
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