白樺並木に囲まれた洋風ペンション

おいしい水と空気、豊富な温泉が湧き出るこの地に惚れ込んだオーナーが、2004年4月にペンションをオープン。「クッシャレラ」という名前は、屈斜路湖とアイヌ語で「風」をあらわす「レラ」を組み合わせたものだそうです。 ヨーロッパの田舎の家を思わせるシャレた石張りの建物に入ると、ペンションの看板娘ならぬ看板車、1954年製の英国のスポーツカー「MG-TF1500」が出迎えてくれます。オーナーのコレクションの一つで、走行可能な車検付きの現役車だそうです。 宿に到着すると、愛車が飾られた1階のロビーでチェックイン。オーナーご夫婦との何気ない会話が、旅の緊張と疲れを解きほぐしてくれます。「クッシャレラ」最大の魅力は、ご夫婦の穏やかな雰囲気。素敵なクッシャレラ時間の幕開けです。

オーナーのやさしさが詰まった自然素材使用の室内

2～3名で利用できる広めの客室の壁には漆喰と珪藻土、室内には無垢の木材とドイツ製の植物性塗料のみが使用されています。自然素材を使っているので、部屋の中も空気がおいしく、快適な空間の中でぐっすりと眠ることができます。 アメニティも充実しており、温水洗浄トイレと洗面所が付いているのも嬉しい配慮です。

ディナーは道産食材がたっぷりのイタリアンフルコース

ダイニングルームでいただくディナーは、オーナーの奥様が作る優しい味のイタリアン。オーナーと会話をしながら食事をするのも楽しいひとときです。 はじめに運ばれてくるカラフルな前菜は、「お皿の上が北海道」というお茶目なネーミング。ホタテや長いもなど、北海道の厳選された食材がたっぷりと使用されています。季節野菜のスープ、サラダと続き、魚料理には、魚介たっぷりのパエリア（2人前）。メインは、十勝若牛のヒレ肉のステーキと、ボリューム満点のフルコースをいただくことができます。 宿泊客の間で評判が高いパエリアは、「完食するとよいことが起きる」という縁起の良いジンクスがあるそうですよ。

森の中で楽しむ源泉100％の露天風呂

露天風呂の周囲は森に囲まれており、四季の景色を楽しめるのも魅力です。クッシャレラの温泉は、源泉100％のかけ流し。加水していないので、はじめは熱く感じますが、すぐに慣れてじんわりと体を温めてくれます。泉質はアルカリ性単純泉で、お肌がすべすべになる「美人の湯」とも言われているそうです。入浴は交代の貸切制。内湯もあるので、夫婦や家族水いらずで入ることができます。 風（レラ）のように「流れのままに過ごす」という言葉がしっくりとくるクッシャレラ。大事な人と過ごしたい、心地よい空間が魅力のペンションです。 全館禁煙。小学生以下の宿泊とペットの同伴はできませんのでご注意ください。