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2016.08.28
たっぷりの具をふわふわパンで。盛岡っ子のソウルフード「福田パン本店」のコッペパンサンド
岩手県盛岡市の「福田パン本店」といえば、「岩手県民なら知らない人はいない」といわれるほど有名なパン屋さん。ふわふわのパンに好みのトッピングを挟んだボリューミーなコッペパンサンドが、多くの人を虜にしています。最近では盛岡のご当地グルメとしてテレビや雑誌などで紹介され、地元客はもちろん観光客で行列ができるほどの人気です。
心躍る学食風の店内

「福田パン本店」は、盛岡駅から歩いて15分ほどのところにあります。学校の校舎のような外観で、店内も学校をイメージした造り。食堂のようなカウンターや黒板を模したメニュー表など遊び心あふれる店内です。 コッペパンサンドの一部商品は岩手県内のスーパーやコンビニエンスストアでも購入できますが、注文を受けてから調理してくれるできたてが食せるのは直営店だけ。あれこれ迷いながらトッピングを選び、自分がオーダーしたコッペパンサンドを目の前で作ってもらえる楽しさが魅力です。
50種類以上のトッピングから好きなものをチョイス

コッペパンに挟むトッピングは、なんと50種類以上! クリームやジャムなどの甘いものから、ポテトサラダや焼きそばといったおかず系まで、カラフルでバラエティ豊かな具材が並びます。そのなかから2種類まで選ぶことができ、組み合わせは自由自在。何を注文しようかと、メニューを見ているだけでワクワクしてきます。 注文カウンターでオーダーを伝えると、店員さんが鮮やかな手つきで調理をスタート。見事な手つきはさることながら、パンに乗せる具材の量にびっくり。大きなヘラに山盛りで、惜しげもなくたっぷりと塗っていきます。そんな気前のよさも、愛される理由のひとつです。
選ぶのに迷ったら、不動の人気No.1「あんバター」を

「あんバター」(139円)
昔も今も変わらない、一番人気のメニューが「あんバター」です。 両手からはみ出すほど長く大きなコッペパンの間には、クリームがぎっしり。甘いこしあんと少し塩気のあるバターの相性が抜群です。パンはしっとりやわらかな食感で、ほのかな甘みを感じる素朴な味わい。ボリューミーなので、1つ食べるとしっかり満足感を得られます。

定番の味はもちろん、組み合わせ次第で意外なおいしさを発見できるのがおもしろいところ。 たとえば、チーズクリームとコーヒークリームでティラミス風に、ブルーベリークリームと合わせればチーズケーキ風に。マーマレードやアプリコットなどのフルーツジャムともよく合います。
しっかり食べたいときは、おかず系サンドをセレクト

「オリジナル野菜サンド」(手前・286円)と「スパゲティナポリタン」(奥・256円)
おかず系のメニューも豊富にそろいます。なかでも人気の「オリジナル野菜サンド」は、キャベツやトマトなどの野菜がたっぷりサンドされたヘルシーな一品。 これにハムやタマゴサラダ、ハンバーグなどをトッピングすれば、さらに食べごたえのあるコッペパンサンドの完成です。店内にはイートインスペースもあるので、作りたてをすぐに味わうこともできますよ。 コッペパンサンドは閉店前に完売してしまうことが多いので、早めの来店がおすすめです。 岩手を訪れた際は、少し早起きして「福田パン本店」に立ち寄ってみてはいかが?

福田パン本店
ふくだぱんほんてん
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柴貴子 写真:板元義和
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