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2017.07.14
まるで“銀河鉄道の夜”!期間限定のライトアップが幻想的な岩手・花巻の「宮沢賢治童話村」
「銀河鉄道の夜」などの作品で知られる宮沢賢治のふるさと・岩手県花巻市では、宮沢賢治にまつわる様々なイベントが開催されています。なかでも期間限定のライトアップは、イーハトーブの自然と光が織りなす幻想的な世界を体験できると大人気なんです。
童話作品の世界を五感で学べる「宮沢賢治童話村」
『銀河鉄道の夜』のジョパンニとカンパネルラが旅を始めた「銀河ステーション」が、童話村への入り口
JR新花巻駅より車でおよそ5分。賢治も度々訪れたという胡四王山(こしおうざん)の麓に「宮沢賢治童話村」はあります。
真っ白な筒状の空間に星が輝く木が描かれている「賢治の学校」内の「ファンタジックホール」。
森に囲まれた広々とした敷地には、映像や音で童話の世界を表現したメイン施設「賢治の学校」や、童話に登場する星や動物をテーマにしたログハウス展示館「賢治の教室」があり、五感を通して宮沢賢治の作品の魅力や世界観を学べます。また山野草園、散策道も整備され、賢治が愛した花巻の自然と触れ合うこともできます。
童話をモチーフにしたライトアップが見られるのは今だけ
賢治の童話『どんぐりと山猫』をモチーフにしたライトアップ
ミラーボールとステンドグラスが織りなす美しい光彩
今もなお人々を魅了し続ける作品を多く残した宮沢賢治。童話村では『どんぐりと山猫』や『銀河鉄道の夜』などの童話をモチーフにしたライトアップが期間限定で行われています。
カンパネルラとジョパンニの旅の終盤、『銀河鉄道の夜』のワンシーンを思わせます
日没からライトアップがスタート。 森は幻想的に彩られる。
ステンドグラスと偏光フィルターを使い、森の中へと映し出される色とりどりの光。本当に童話の世界に入り込んでしまったかのように幻想的で、ずっと見ていたくなる美しさです。 ライトアップが見られるのは、2019年7月27日(土)~11月10日(日)までの毎週金曜日から日曜日のみ。8月12日(月)~8月15日(木)は毎日開催です。期間中は日没から21:00までライトアップが楽しめます。
もっと宮沢賢治の世界に浸れる喫茶店「林風舎」
三角屋根が目印のレンガ造りの建物
せっかく花巻に来たからには賢治の世界観をもっと満喫したい。そんな時は『注文の多い料理店』をイメージした喫茶店「林風舎(りんぷうしゃ)」で、ティータイムはいかがですか?
看板に書かれた言葉は、賢治の童話『注文の多い料理店』から引用したもの
1階は、宮沢賢治やその作品をモチーフにしたオリジナルグッズを中心に取り扱う雑貨屋さん。2階が喫茶室になっています。イギリスのアンティーク家具に囲まれた室内は、ねじ巻き時計の音が心地よく響き、ゆったりとした時間が流れています。
「注文の多いロールケーキオリザ」とコーヒーセット(1,000円)。トッピングは季節によって変わる。
おすすめは、県産米粉を100%使用したロールケーキとオリジナルブレンドコーヒーのセット。口どけの優しい生クリームがたっぷり巻かれたロールケーキはしっとり、ふわふわ。甘酸っぱいフランボワーズと香ばしいアーモンドをトッピングし、バニラソースを添えていただきます。 毎週日曜の午後にはピアノの演奏会を開催。美しいピアノ音色を聴きながら、優雅な時間を過ごすのもいいですね。
林風舎
リンプウシャ
さらに、8月31日(土)・9月1日(日)には「イーハトーブフェスティバル2019」も開催。 宮沢賢治のもつ多面的な魅力を、第一線で活躍するクリエイターやアーティストによる講演、ライブ、朗読、映像上映などで、楽しむことができるイベントなんですよ。 この夏は、宮沢賢治の世界を堪能してみませんか?
宮沢賢治童話村
ミヤザワケンジドウワムラ
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/miyazawakenji/dowamura/index.html
【入館料】一般350円、小・中学生150円、高校生・学生250円
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