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2017.01.03
あわび出汁のおでんや奉納米のおにぎりも。伊勢神宮のお膝元の味「お米の匠 やとや」
伊勢神宮の外宮にお祀りされている「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」。 衣食住、産業の神様である豊受大御神のお膝元、外宮参道にお店を構える「お米の匠 やとや」で頂くことのできる、伊勢の味をご紹介します。

外宮への奉納米「伊勢ひかり」

伊勢地方のしめ縄が飾られている
伊勢市駅から外宮へ向かう参道沿いにある「お米の匠 やとや」。 こちらでは伊勢地方の味を取り扱っています。中でも力を入れているのは、外宮への奉納米「伊勢ひかり」とそのお米を使った商品です。

「お伊勢さんのお米 伊勢ひかり」(3合入り/760円)
平成元年、台風で大きな被害をうけた伊勢神宮の水田に、たった2株立ち残っていたという新種の稲株。「伊勢ひかり」と名付けられたこのお米は、門外不出として扱われてきました。 「お米の匠 やとや」では、一般には流通しないこのお米を、農家さんと栽培契約をして大切に育て、販売しています。

お伊勢さんのお米「伊勢ひかり」を使った「姫にぎり」

「姫にぎり」(3個340円、5個570円)
こちらでは、伊勢ひかりをつかった「姫にぎり」を店内で頂くことができます。かまどで炊いた炊き立てごはんのおむすびです。 味は、塩むすび、とろろ昆布、季節のまぜごはん(鯛・しそ・ゴマ)の3種類。テイクアウトも可能。シンプルでかみしめるとほのかな甘みが出てくる、伊勢ひかりの味わいを存分に堪能できる一品です。

あわびの出汁を使った「伊勢おでん」

お好みの具を選べる「伊勢おでん」。具は「だいこん」(150円)など
「姫にぎり」と一緒に頂きたいのが、あわびからとった出汁を使った「伊勢おでん」。 天照大御神に奉られたというあわびは、古来から日本ではハレの場に欠かせない、おめでたい食材として知られています。 具は定番のだいこん、こんにゃく、たまごや、いか天、えび天、たこ天。柚子入り鶏つみれ、鰯のつみれ、しいたけ団子、結び昆布と種類も豊富。深みとほのかなコクのあるあわび出汁が染みこんでいて、他とはひと味違うおいしさです。

店内にはスタンディングのイートイン席も

珍しいオリジナルの味「巾着伊勢うどん」

「巾着伊勢うどん」(450円)
また、こちらを訪れたらぜひ味わいたいのが「伊勢うどん」が油揚げの巾着に入っているという「お米の匠 やとや」オリジナルの「巾着伊勢うどん」。 「伊勢うどん」は、太くもっちりとした柔らかいうどんに、たまり醤油ベースの黒く濃厚なタレをからめて食べる、伊勢名物です。

油揚げの巾着の中に伊勢うどんが入っている
タレとうどん、そこに油揚げが加わることで、具としても食感のアクセントとしても相乗効果を生み、とろける口解けの伊勢うどんともマッチしています。

こたつで食べたい「米のアイスクリン」をおみやげに

「米のアイスクリン」(350円)
おみやげには伊勢ひかりを使用したアイスクリーム「米のアイスクリン」はいかがですか?あえて粒粒を残したミルクがゆを入れることで、新鮮な食感を追求した商品。ミルク、お赤飯、黒ごまの3種類があります。 この時期、温かい部屋でこたつに入りながら冷たいアイスクリームを味わうのもいいものですよね。
豊受大御神のお膝元で伊勢の味を堪能し、新年から「お伊勢さん」のご神徳を頂いてみてはいかがでしょうか。

お米の匠 やとや
オコメノタクミ ヤトヤ
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写真/中村美穂
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