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2017.02.07
独特の雰囲気に魅了される。京都生まれの伝説の喫茶店―国分寺「ほんやら洞」
※こちらの記事は2017年2月7日に公開されたものです。 国分寺駅のすぐそばにある、壁一面葉っぱに覆われた不思議なお店「ほんやら洞」。 1970年代からこの場所で営業を続ける喫茶店で、ここで食べられるカレーが「スパイシーでたまらない」と評判なんだとか。さっそく行ってみましょう。
70年代から続く地元で愛される喫茶店
薄灯りの灯る店内
JR国分寺駅南口を左に出て徒歩3分。人通りの多い駅前の道をまっすぐ進むと突如現れるのが、壁一面葉っぱに覆われた「ほんやら洞」です。 1970年代から続く歴史ある喫茶店で、その独特の雰囲気に惹かれ、足繁く通う常連さんも多いのだとか。
カウンター席とテーブル席がある
こちらの喫茶店は、文化の発信拠点として知られた京都・出町柳の「ほんやら洞」がルーツ。現在の店主は女性シンガーソングライターの草分けである中山ラビさんです。 昼間は喫茶店ですが、夜には地元の人々が集うバーに様変わり。夜は中山さん自身がお店に立っています。 心地よい音楽が流れる薄灯りの空間で、レトロな雰囲気に浸りながらゆったりとした時間を過ごせます。
汗ばむ辛さの「スパイシーチキンカレー」
「スパイシーチキンカレー ラッシー付き」(1100円)
名物は「スパイシーチキンカレー」。じっくり煮込まれた、思わず汗ばむ辛さのインド風カレーです。 大量のスパイスをミックスしたシャープな辛みは、店主の中山さんが3年ほどかけてようやくたどり着いた味なのだそう。柔らかく煮込まれた鳥もも肉の塊をスプーンでほぐしながらいただきましょう。 ラッシーの爽やかな甘みがしびれた舌を癒してくれます。
山椒の香りが食欲をそそる本格派「しびれるマーボはん」
「しびれるマーボはん」(850円)
「しびれるマーボはん」は、その名のとおり、山椒がピリリときいていて、食欲をそそる刺激的な辛さです。 大きめの豆腐がたっぷり入っていて、ボリュームも満点。深みのあるコクと旨みがクセになる一皿です。
ハンドドリップで丁寧に淹れた「珈琲五番町」
「珈琲五番町」(450円)
コーヒーやチャイ、カフェオレなど、ドリンクメニューも豊富です。 美しい器で提供されたのは、一杯ずつ丁寧に淹れられたドリップコーヒー。おかわりは250円なので、のんびりしたいカフェタイムには嬉しいですね。 70年代から変わらない時間が流れる「ほんやら洞」。その独特の雰囲気を味わいに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
ほんやら洞
ホンヤラドウ
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宇都宮薫 撮影:彌永浩次
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