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2015.06.08
京都の名店シェフ御用達。ハード系が人気のパン屋さん
京都・四条烏丸からほど近くにある「HANAKAGO(ハナカゴ)」は、バゲットなど約20種類のパンが並び、昼過ぎには売り切れてしまうことが多い人気店です。素材そのものの旨みが味わえるこちらのハード系パンは、京都の名店シェフからも広く愛される逸品です。
フランスなど国内外の名店での経験を経てパン職人へ
地下鉄烏丸御池駅から徒歩5分。烏丸通りと六角通りの交差点を西へ進み、一本目の道を南に入ったところに「ハナカゴ」はあります。2015年3月に移転してきたばかりの新しい店内は、以前より厨房が見えるオープンなスペースと壁から天井にかけて描かれた桜の絵が印象的です。ラインナップはワインや食事に合うハード系のパンが中心です。それは、レストランの食事パンを手掛けてきた証。店主の花籠さんは日本国内のホテルやフレンチの名店のほか、フランスの一ツ星といったお店でパティシエとして修業され、今に至ります。
自らがおいしいと思う素材だけで仕上げるシンプルスタイル
花籠さんは、どのくらい発酵させてどう焼けばよいのかを想像しながら、それぞれのパンに合う国産小麦粉を使い分けているそう。定番の「バゲット」(302円~)のほか、「ブルーチーズとはちみつのパン」(184円)や、ライ麦パンでミラノサラミとバターを挟んだ「夜のカスクルト」(300円)など、ワインを片手に楽しみたい食事パンが充実しています。また、「クロワッサン」(194円)は、フランスで修業したときの思い出の一品。お店の看板商品を任されたことが自信につながったといいます。「ハナカゴ」では、独自のアレンジでサクサクと軽い食感にしていますが、京都在住のフランス人も納得する味わいだそうです。
バゲットを食べればこの店の味がわかります
人気のバゲットは全部で4種類(296円~)あり、すぐに売り切れてしまうので予約がおすすめ。なかでも最もオーソドックスな「バゲットクラシック」(302円)は、料理によく合うと評判です。北海道産の小麦を使用した「モッチリバタール」(320円)は、弾力ある食感と濃い小麦の香りを、まずはそのままで味わってみて。自分のお気に入りのバゲットを見つけてみるのも楽しそうですね。 卸先であるレストランのシェフたちからも絶大な支持を得ている花籠さんに、今後のメニュー展開についてお聞きすると「パンのラインナップは、ほとんど変えるつもりはない」と断言。決してぶれない芯と徹底したポリシーを持ちつつ、人懐こい笑顔で気さくに話してくれる人柄も魅力的です。シンプルだけどこだわりのつまった焼き立てパンを買いに、売り切れ御免の人気店「ハナカゴ」へ訪れてみませんか。
HANAKAGO
ハナカゴ
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弥重早希子
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