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2017.05.23
ふわっ、シュワッ、マシュマロのような和スイーツ。おみやげにしたい愛媛・道後の「つるの子」
※こちらの記事は2017年5月23日に公開されたものです。 愛媛・道後にある和菓子店「西岡菓子舗」。40年以上愛され続けている銘菓「つるの子」は、ふわふわとしたマシュマロのような食感が魅力。県外からわざわざ買いに来る人が後を絶たない、知る人ぞ知る和菓子なんですよ。
家族で営む町の和菓子屋さん
伊予鉄道「道後温泉駅」の2つ隣「南町電停」から歩いてすぐ
伊予鉄道・城南線「南町電停」から徒歩約3分、道後の閑静な住宅街にある「西岡菓子舗」。2代に渡って続く、家族経営の和菓子店です。
色とりどりの上生菓子が約13種類
この場所で和菓子屋を営んで50年以上、地元の人はもちろん、茶道の先生や観光客も足を運ぶ老舗店。ショーケースには季節の和菓子がずらりと並びます。
ふわふわ生地から黄身餡がとろり。ここでしか買えない銘菓
「つるの子」(150円)。純白と淡い紅色の2色があり、紅白の組み合わせで引出物に選ぶ人も
「西岡菓子舗」の看板メニューがこちら、たまごのようなぽってりとしたビジュアルが印象的な「つるの子」です。
たまごの白身をメレンゲ状にした生地と、黄身で作った餡をあわせて固めた「つるの子」
弾力のあるマシュマロのような生地のなかには、とろりとしたクリーム状の黄身餡。ふわっ、シュワッとした食感の生地と、ほどよい甘さの黄身餡が口のなかでとろける、唯一無二の味わいです。
人気商品のため完売してしまうことも多い。取り置き可能なので、事前に電話予約しておくと安心
昔、松山のある和菓子店で販売されていたという「つるの子」。その店の廃業とともに幻の存在となっていたところ、「西岡菓子舗」の初代ご主人が復刻。試行錯誤を重ね、現在の「つるの子」が完成しました。今や県内外のファンから愛される銘菓となっています。 夏場は冷凍するのもオススメ。白い生地は凍らずもっちり、黄身餡がアイスクリーム状に固まって、ひと味違った美味しさが楽しめますよ。
厳選した材料で作る、やさしい甘さの和菓子
「季節の上生菓子」(各170〜220円)。「つるの子」と一緒に詰め合わせるのも人気
添加物を使わず、厳選素材で手作りされている「西岡菓子舗」の和菓子。手作業であずきの皮をとってから煮込む自家製あずき餡、アクの少ない白ザラメを使って丁寧に仕上げられる和菓子はどれも美しく、上品な甘さ。
「本蕨もち(手前)」(200円)。春〜9月頃までの期間限定
四季折々のモチーフで作られる練り切りのほか、期間限定の和菓子も。とろける食感の「本蕨もち」は本わらびの根からとれる粉を使った本格派です。
「季節の干菓子」(箱入り1110円、ケース入り530円、1個70円〜)
色あざやかな「干菓子」は京都から仕入れているもの。お茶やコーヒーとともに、ティータイムに一粒添えてみてもすてきですよね。
カステラや松山の郷土菓子も
「自然のたまごカステラ」(1000円)
上生菓子だけでなく、カステラ、特製のロールケーキなども揃います。
「しょうゆもち」(125円)
醤油を入れた生地を手ごねして蒸す「しょうゆもち」は松山の郷土菓子。こちらも県外からのリピーターが多い、隠れた人気商品なんですよ。 厳選素材でシンプルに丁寧に作られる「西岡菓子舗」の和菓子。一度食べたら忘れられない名物「つるの子」や季節の和菓子をぜひ味わってみてくださいね。
西岡菓子舗
ニシオカカシホ
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撮影 山本佐智世
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