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2015.07.16
丘の上の古民家カフェで、海と空をひとり占め
現在発売中のことりっぷマガジン夏号から、夏にぴったりな沖縄・やんばる地方の“森カフェ”をご紹介します。 ことりっぷマガジンには、他にも心うるおう沖縄の森カフェ、海カフェの紹介や風鈴の特集など、夏のおでかけにぴったりな情報が満載です。

さらりと風が吹きぬける、心地よい空間でまったりと過ごす

沖縄の北部・今帰仁村にある山の頂上を目指していると、赤瓦の建物が目印の「カフェこくう」が見えてきます。 ここは、元和食料理人の熊谷祐介さんと、マクロビオティックを習得した友紀子さんご夫妻が、「和食とマクロビを融合した調理法で、沖縄の野菜をおいしく食べてもらいたい」と開いたお店です。 お店に入るといきなり目に飛び込んでくるのは、青い空とエメラルドグリーンの海。思わず息をのんでしまうほどの美しさです。 「海も空もやんばるの森も見渡せるので、〝沖縄の良いところが一度に見ることができるね〞って言われます」と、祐介さん。 さっそく特等席でもある縁側へ案内してもらいました。


島の恵みいっぱいのヘルシーメニューで心も体もリフレッシュ

盛り付け担当は奥様の友紀子さん
今回ランチでいただくのは「こくうプレート」(1200円)。大きなプレートに地元の野菜をふんだんに使用したおかずがバランスよく盛り付けられて、それにご飯と汁物も付いてきます。天ぷらに使ったサクナ(長命草)は、先ほど祐介さんが外の菜園で摘んできたものだそう。 移住当初は、初めて見る沖縄の食材に驚いたというお二人。そんな中、お客さんで来てくれるおばあたちから、ここでしか食べられない素材や調理法を教わりました。 「ていねいに育てられた野菜は、シンプルな味付けで充分おいしいんです」。 野菜が持つ力をぐっと引き出す熊谷さん夫妻の料理は、箸を進めるごとに元気がもらえます。


二人の温かな人柄にほっこり癒される

眺めのすてきな縁側もいいのですが、杉の一枚板を使ったカウンター席なら、熊谷さん夫妻と会話が楽しめます。器にこだわるお二人はやちむん作家や琉球ガラス作家と親交があり、お店にもたくさん作品が並んでいます。おすすめの作家さんや窯元を教えてもらえるかもしれませんよ。 やんばるの山奥にある、自分だけのとっておきにしておきたい小さなカフェ。沖縄を訪れた際には、ぜひ足をのばしてみては。

カフェこくう
カフェコクウ
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