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2015.08.27
沖縄好き必見!注目スポットうるまのカフェ&ギャラリー4選
今、沖縄で注目されている場所、うるま市をご存知ですか? 那覇から車で約1時間、東海岸に沿って広がるうるまの町。海を見晴らす小高い丘や、旧暦の風習が根付く島々など、都会やリゾート地では感じられない、昔ながらの沖縄が色濃く残るエリアです。 そんなうるまが持つ空気に魅了され、近年は、カフェやギャラリーが続々オープン。個性豊かなショップが多く、話題に事欠きません。真の沖縄好きがおすすめするうるまを巡ってみましょう。
みずみずしい果物の味わいが感じられる「瑠庵+島色」のごちそうかき氷

うるま市の勝連半島から金武湾に向かって伸びる海中道路。両側に海のパノラマを望むドライブルートを駆け抜けた先には、沖縄の原風景が残る4つの島が待っています。 まずは宮城島へ渡って「瑠庵+島色(るあんぷらすしまいろ)」を訪ねてみましょう。「瑠庵+島色」は、陶芸家・島袋克史さんの作品ギャラリーである「陶房Gallery島色」に併設される形で2015年5月にオープンした、かき氷の専門店です。店名の由来は、店主の西澤さんが神奈川にあるかき氷の名店「埜庵(のあん)」で修行された経歴の持ち主であることから。その本格的な味わいを求めて、店は開店直後から多くのファンでにぎわいます。 いちごみるく(700円)を始めとした「瑠庵+島色」のかき氷は、ふわふわの氷とシロップといったシンプルな作り。「シロップで勝負したい」という西澤さんの思いがそのまま形となった仕上がりです。ていねいに果実をすり潰して作られた特製シロップは、果物以上に果物らしい濃密な味わい。少し酸味の効いたオリジナルの練乳ミルクをかけると、さらにおいしくいただけます。 店内では島袋さんのうるまの海を感じるやさしい作品も展示販売していますよ。おみやげにぜひ。 ○瑠庵+島色 [所]沖縄県うるま市与那城桃原428-2 [TEL]050-3716-4282 [時間]10:00~18:00 [休]水曜 [P]あり


(左から)店主の西澤さんと作家の島袋さん
海の輝きを閉じ込めたかのような「kainowa(カイノワ)」のシェルクラフト

かき氷で涼んだ後は、二つの橋を渡って浜比嘉島へ。赤瓦屋根の民家が建ち並ぶ集落へ向かいます。 集落内にある「kainowa(カイノワ)」は、夜光貝や高瀬貝から作られるシェルクラフトのギャラリーです。作家の川初真さんの手によって、丹念に削り、磨かれることで生まれる指輪やペンダントトップなどの作品の数々は、青みがかったものやピンクの色合いが感じられるものなど、色や表情も様々。自然から生まれた作品だからこそ、ひとつとして同じものはありません。 つややかな光沢のあるシェルクラフト作品は、使い、馴染んでいくうちに、マットな質感へと変化していくのも魅力のひとつだと川初さんは話します。育てる楽しみが感じられる、一生もののジュエリーを手に入れてみては。 ○kainowa [TEL]098-977-7860 [所]沖縄県うるま市勝連浜97 [時間]12:00~17:00 [休]月~金曜(平日は事前連絡にて営業) [P]なし

潮風香る外国人住宅カフェ「スープソン ビーチサイド カフェ」

沖縄のカフェといえば外せないのが、かつて米軍関係者が暮らした平屋をリノベートして作られた外国人住宅カフェ。うるまの北東にある曙は、そんな外国人住宅カフェが建ち並ぶ人気エリアです。 うるまの島々を離れて訪れたのは、2012年にオープンした「SOUPÇON BEACH SIDE CAFE(スープソン ビーチサイド カフェ)」。テラスから金武湾を望む絶好のロケーション、アメリカ製の家具が配されたラフな雰囲気、耳心地のよいサーフミュージックと雰囲気満点のこちらは、熱々のパイにアイスクリームをたっぷりと乗せた自家製チェリーパイ(550円)がおすすめ。たっぷり入ったダークチェリーは、意外にも甘さ控えめの大人の仕上がりです。 ドリンクはカフェラテをどうぞ。蓋付のジャーを振ってミルクとコーヒーを混ぜ合わせるスタイルに心弾む、作って楽しい、飲んでおいしい一品です。 ○SOUPÇON BEACH SIDE CAFE [所]沖縄県うるま市石川曙1-6-38 #221 [TEL]098-964-3864 [時間]12:00~22:00(日曜は~16:00) [休]月曜、第1・3水曜休 [P]あり

ステンドグラスが身近に感じられるコンテナギャラリー「サクラ」

次に訪れたのは、うるまで人気のカフェ「PIPINEO(ピピネオ)」。今回のお目当ては、敷地内の一角に建つ、ステンドグラスアートのギャラリー「SAQRA(サクラ)」です。グリーンに囲まれたコンテナの扉を開けると、キラキラと輝くステンドアートがずらり。額縁に入った作品から、ペンダントトップや指輪などのアクセサリーまで、その種類は様々です。 「肩肘張らずに、日常使いできるようなものをそろえました」と作家のサクラさん。デザインもさることながら、価格帯も1000円前後からと、気軽に買うことができるようなプチプライスがうれしいところです。自分へのお土産としてはもちろん、友達へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。 ○SAQRA [所]沖縄県うるま市赤野230-1 cafe PIPINEO敷地内 [TEL]098-927-2721 [時間]10:00~16:00 [休]土・日曜 [P]あり


高台から海を望むパワースポット、世界遺産「勝連城跡」

カフェとギャラリーめぐりのあとは、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された「勝連城跡」を訪ねてみましょう。勝連半島の高台にある琉球王国時代の城跡は、阿麻和利(あまわり)王の居城として知られています。 現在は優雅に曲線を描く梯郭式(ていかくしき)の城壁が残るのみとなっていますが、最上部の中央には祈りの場として御嶽(うたき)があることからパワースポットとしても有名。城壁の上からは、中城湾や、金武湾に向かって伸びる海中道路を望み、眺望も抜群です。うるまの自然と歴史が感じられる、まさに象徴的なスポットといえるでしょう。 ○勝連城跡 [所]沖縄県うるま市勝連南風原3908 [TEL]098-978-7373 [時間]見学自由(休憩所は9:00~17:30) [休]休憩所は無休 [P]あり
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川村真美 写真:保志俊平
「うるま時間」公式サイト

ショップやカフェなど、うるまのおすすめスポットを「見る」「遊ぶ」「食べ る」「買う」の4カテゴリ別に写真と文章で伝える情報サイト。エイサー や闘牛などの伝統行事や、世界遺産である勝連城跡なども詳しく紹介しているため、旅のスケジュールづくりにも活躍する。
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