「とらや」の干支羊羹「春戌」

室町時代後期に京都で創業した和菓子店「とらや」。2018年の干支・戌にちなんで考案された中形羊羹「春戌（はるいぬ）」は、緑の煉羊羹で草木が芽吹き始めた春の庭を、黒の煉羊羹で犬の横顔を表しています。早春の陽気に誘われ、ぴんと耳が立った犬が庭でのんびりと過ごしている様子が目に浮かんできますね。

両口屋是清の「ささらがた」に干支パッケージが登場

大納言・白小豆・抹茶・黒糖・紅つぶの組み合わせ。専用の包装紙も戌モチーフ

名古屋にある和菓子屋のなかで一番の老舗である「両口屋是清（りょうぐちやこれきよ）」。羊羹などの棹菓子を、手のひらサイズにアレンジした人気の「ささらがた」にも、干支バージョンのパッケージが登場しています。幾重にも重なった繊細な層は、職人の手作業ならではの美しい色味。ひとつが食べきりサイズというのもうれしいですね。

きらりと輝く黄金色カステラ。「まめや金澤萬久」

金沢に本店を置く豆菓子の店「まめや金澤萬久」。「金のかすてら・戌」は、コクと甘みのある上質な卵「エグロワイヤル」を使った、すっきりとした味わいのカステラです。伝統工芸が栄えた金沢ならではの金箔一枚貼りに、遊び心たっぷりに型抜きされているのは、3匹の犬たち。角型のまま取分けて型抜きを楽しみながらいただいて。

「宗家 源 吉兆庵」の干支羊羹

岡山で創業し、国内外に店舗を構える和菓子店「宗家 源 吉兆庵」。「干支羊羹　戌」は、丁寧に練り上げた小豆羊羹に、犬が“お手”をしているような愛らしい姿を描いた創作羊羹。下の層は紅色、犬は白色。紅白で彩られた、新年の華やかさが漂うひと品です。

干支まんじゅう「いぬ」５個入り「俵屋吉富」

他に、10個入り（2160円）や、15個入（3240円)などの大きなサイズも販売

京都の室町通りに本店を構える「俵屋吉富」は、宝暦5（1755）年創業の和菓子店。店頭には、看板菓子の「京銘菓　雲龍」や、四季の移ろいを表した手作りの上生菓子が並びます。2018年の限定の「干支まんじゅう　いぬ」は、白こし餡が入った桃山まんじゅう。新年を迎える喜びに満ちているような犬の表情が愛らしいひと品です。

＊＊＊＊＊ いかがでしたか？ 今回は、新年にぴったりの「犬」をモチーフにした、手みやげにしたいお菓子をまとめてご紹介しました。 メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時のものです。事前に各店舗に確認してからおでかけしてくださいね。