異国情緒あふれるエキゾチックなお店

砂敷きの床がバザールのような雰囲気を醸し出す

東急東横線学芸大学駅から徒歩5分。にぎやかな商店街から横道に入り、かごバックなどの雑貨が並ぶ店先を見つけたら、そこが「モチレロ」。扉を開けるとインドやアフリカ、南米の暮らしまわりの雑貨があふれていて、まるで異国のバザールに迷い込んだような気分です。 店主が各地を旅しながら集めてくる雑貨は、初めて見るモチーフなのにどこか懐かしさを感じるから不思議です。器や調理器具、ファブリック、靴やアクセサリーなど、現地の暮らしにまつわる品を手に取ると、ちょっとだけその国の文化を垣間見たような気がします。

めずらしいウズベキスタンの器

色使いや柄にヨーロッパとアジアの文化が融合

鮮やかな色が目を引く器（3780円～）は、ウズベキスタンの工房で作られたものです。中央アジアに位置するウズベキスタンは、ヨーロッパとアジアの文化がミックスされた独特の文化を持つ国で、器にもその影響が見られます。 伝統的な織布のモチーフをあしらったものや現代的な水玉など、柄のバリエーションがおもしろく、テーブルに置くだけで存在感が光ります。

手しごとの温かさは万国共通

かわいらしい刺繍があしらわれた靴（12960円～）はインドで手作りされたものです。ラクダの革を使って手縫いで作られたシューズで、中敷きはクッション性もあり、素足でも履きやすいのが特徴。手作りだけに形や柄など一つひとつ表情が違うので、じっくりと見てから選んでくださいね。

キッチンをおしゃれに彩るホーローのキッチン道具

店内の一角には、タイやインド、メキシコなどから集められたカラフルでキッチュなホーロー雑貨も並んでいます。鍋や皿、やかんなど、かわいいだけでなく、どれも実用的で、長く付き合えそうなものばかりです。

布に柄を押すために作られたインドの手彫スタンプ（972円～）も、レアなおすすめ商品です。木に細かく掘られた繊細な柄は、インクの具合や押さえ方でさまざまな表情を見せてくれるので、オリジナルのカードを作る時にもよさそうですね。

「現地の人の暮らしに興味があって、雑貨を扱うお店を始めました。ちょっと不便な道具もありますが、その不便さを楽しむことが生活にゆとりを生んでくれる気がします」と店主。手に取った雑貨をきっかけに、旅の話を聞いてみるのも楽しそうです。電車で行ける異国バザール「モチレロ」で、世界中を旅する気分を味わってください。