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2018.08.05
秋川渓谷が目の前!野外テラス「水の音」でいただく天然氷を使ったかき氷
都心から車で約75分。秋川渓谷に築270年の庄屋屋敷を移築した炭火焼・山里料理のお店「黒茶屋」があります。夏のあいだ、敷地内にある野外テラス「水の音」では天然氷のかき氷を提供。川のせせらぎを聞きながらいただくと、汗がすーっとひいていきます。
都会の喧騒から離れてひと息つけるお店
電車を利用すると新宿駅から約70分。武蔵五日市駅で下車後、バスで約7分
江戸時代の庄屋造りの古民家で、旬の地元食材や川魚を使ったコース料理(平日昼3900円〜・税サ抜)を味わえる「黒茶屋(くろちゃや)」。食後には四季折々の表情が美しい秋川渓谷の水辺や緑あふれる4000坪のお庭を散策する楽しみもあるお店です。
庄屋造りの建物は女工さんたちが繭から糸をつむぐ製糸工場として使われていた歴史も持つ
大広間のほかにテラスを備えた部屋など18個室を用意。食事は予約がおすすめ
お庭には、椅子に座って渓谷を見下ろす展望テラスやひと休みができる東屋を設置。地元のお菓子やお酒、カシューナッツから作る「勾玉豆腐」(860円)、名物「おやき」(120円)を販売する土産店も点在し、思い思いにゆっくりと過ごせます。
勾玉豆腐や川魚の炭火焼を販売する土産店
自然に囲まれたぜいたく空間でいただくかき氷
野外テラスの横には岩山をつたって川に流れ落ちる滝も見られる
秋川渓谷に面して設けられた野外テラス「水の音(みずのね)」は、豊かな自然に包まれたぜいたくな空間。川のせせらぎや鳥のさえずりに耳を傾けながら、山の緑や岩のあいだをぬうように川の水が流れる様を眺めていると、いつしか日常を忘れてしまいます。
「天然氷のかき氷 抹茶小豆」(900円)。ほかに「柚子蜜」(900円)も。かき氷の提供はGWから9月まで
かき氷は、全国でも数少ない天然氷の蔵元から仕入れた氷を使用。名水百選「八ヶ岳南麓高原湧水群」の地下80メートルから汲み上げた井戸水をゆっくりと時間をかけて凍らせた氷で、硬度が低いため口あたりがよく、ふわふわです。 「抹茶小豆」のシロップは毎日手作り。上にのっている粒あんも手間を惜しまず、小豆からじっくりと炊き上げたものです。食べ進めると、なんと氷の中にも粒あんが。やわらかいつぶつぶとした食感を残すあんの甘いコクが抹茶の上品な風味を引き立てます。
心身ともに癒される風景とひんやりドリンク
「多摩ゆずサイダー」(550円)。盆堀ゆずは五日市に立つ山の急斜面で収穫される希少なもの
地元産の「盆堀(ぼんぼり)ゆず」を搾った「多摩ゆずサイダー」も、涼を呼ぶひんやりメニュー。この地域でしか出会えない限定オリジナルドリンクで、ひと口飲むとゆずの風味がしゅわっと鼻に抜け、きりっとした味。お土産に購入していく人もいるそうですよ。
人工のものが一切ない秋川渓谷の眺め。秋の紅葉も見逃せない
さわやかな風が川をわたってくる野外テラス「水の音」。だれでも利用できるので、ハイキングや散策の途中に立ち寄る人も多いのだとか。ふるさとに訪れたかのような懐かしい山里の風景と居心地のよさも味わえて、心も体もほっとひと息つけそうですね。
黒茶屋 野外テラス「水の音」
クロチャヤ ヤガイテラス「ミズノネ」
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森田奈央 撮影:彌永浩次
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