
259
2018.08.22
テラス席で絶品イタリアンを!わざわざ訪れたい完全予約制の古民家レストラン、葉山「イル・リフージョ・ハヤマ」
葉山にある「イル・リフージョ・ハヤマ」は完全予約制の本格イタリアンの店。テラスのある古民家で、シェフこだわりの新鮮地元食材を使った料理が堪能できる、とっておきの隠れ家レストランです。

築100年の古民家をレストランに

純和風の古民家がレストラン
都内から電車とバスを乗り継いで1時間半、葉山しおさい公園前から小道を入ってすぐの場所に佇む「イル・リフージョ・ハヤマ」。こちらは、サルデーニャ島をはじめイタリア各地で腕を磨いたシェフの本格的なイタリアンがいただける、ワンランク上のレストランです。 そんなお店の佇まいは純和風の古民家。店の前の細い道と相まって、うっかり通り過ぎてしまいそうな外観です。

木材がふんだんに使われた店内
築100年の家は、もともとは奥様のおばあ様の家。店内は洋風のテーブルセットやテラスが和の家と調和する独特の空間ながら、木の香りが満ちていて、どこか懐かしい居心地の良さを感じます。

夫婦2人でこぢんまりとはじめたイタリアン
庭の緑を透かした光が店内に差し込む
「イル・リフージョ・ハヤマ」を営むのは、もともと都内の一流イタリアンでシェフと、フロアマネージャーとして働いていたご夫婦。 新鮮食材をほぼ原価で提供する良心的な値段と本格的な味、そして一流のサービスから口コミが広がり、予想以上の大人気に。2人で満足ゆくサービスを提供するために、一日の客数を制限する完全予約制となりました。

テラスで味わう、極上ランチ

テラス席ではペットの同伴も可能
天気がいい日にこのレストランに来られたらぜひ利用したいのが、緑が気持ちいいテラス席。縁側沿いに作られたテラスは、夏の爽やかな海風を感じるにはぴったりです。

前菜盛り合わせ。生シラスのオリーブ風呂はあつあつで提供
ランチはA・B・C3つのコースから選べます。 Bは前菜とパスタ、肉か魚かを選べるメイン料理に、フォカッチャ、ドルチェ、コーヒー(または、エスプレッソ、紅茶)がセットになった贅沢なコース。 それぞれ料理は日替わりで、その日にシェフが漁港で仕入れた魚介や、農家から直接仕入れた野菜などによってメニューが決まります。 この日の前菜は、湘南豚の自家製ハムと三浦野菜のピクルスに、佐島のタコのカルパッチョ、生シラスのオリーブ風呂でいただくパーネカラサウの、豪華な3種盛り。パーネカラサウとは、イタリア・サルデーニャ島の伝統的なパン。パリパリの食感が魅力です。

濃厚なウニの旨味を味わう一皿

「シチリア風新鮮なウニのスパゲティ」(ランチ:コース料金に+800円)
このレストランでぜひ食べたいのは、なんといっても「シチリア風新鮮なウニのスパゲティ」。 たっぷりのウニに自家製のドライトマト、ズッキーニ、イタリア産鷹の爪、アンチョビ、ほんの少しのトマトソースを加え、オレンジの皮を隠し味に。濃厚なウニの風味が口いっぱいに広がる、ウニ好きにはたまらない一皿です。夏季は地元佐島の殻付きウニを使用するため、特におすすめです。

メインディッシュには、柔らかな肉厚スペアリブを

Bコース(3240円)のメイン料理「湘南豚のリフージョ風スペアリブ」
この日の肉料理のメインは「湘南豚のリフージョ風スペアリブ」。湘南豚は藤沢で海藻とサツマイモを餌に育てられた銘柄豚です。サルデーニャ産のはちみつをアクセントにマリネした肉を、フライパンで焦げ目をつけてからオーブンへ。肉厚なのに口に入れると驚くほど柔らかく、芳醇な肉の旨みが広がります。

シェフの渡辺明さん
「ここでしか味わえない“特別な時間”を過ごしてほしい」と語るお二人。 本格的な料理やきめ細やかなサービスはもちろん、生ハムを手作りしたり、当日手に入った伊勢海老をメニューに加えたり、庭になる季節の果物を料理やデザートに取り入れるといった、”ここでしか味わえない食”への情熱と遊び心。 この扉の先で、今日はいったいどんな料理に出会えるのだろうというときめきが、このお店の人気の理由かもしれません。
葉山の細い路地の先でみつけた「イル・リフージョ・ハヤマ」。 葉山に来た際はぜひこの店で、非日常なひと時を味わってみてはいかがでしょうか。

IL Rifugio Hayama
イル・リフージョ・ハヤマ
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
榎田真奈(オフィス・ポストイット) 写真:永岡邦彦(オフィス・ポストイット)
ごはん
の人気記事
の人気記事