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2025.02.02
箱根・小涌谷の森で見つけた♪ 岡田美術館「開化亭」で庭園を眺めながら絶品ランチ
標高約630m。東京スカイツリーとほぼ同じ高さに位置し、自然と芸術が調和する箱根・小涌谷のアートスポット「岡田美術館」。その敷地内に佇む「開化亭」は、昭和初期の趣を残す、日本家屋のミュージアムレストランです。ガラス張りの窓越しに広がるのは、緑豊かな美しい庭園。季節によって変わる景色を楽しみながら、もちっと弾力のあるうどんを味わえます。
箱根の自然に囲まれた、優美な佇まいの隠れ家
美術館の裏手にひっそりと佇む「開化亭」
2013年のオープン以来、豊富なコレクションと源泉かけ流しの足湯カフェが人気を集める「岡田美術館」。5階建ての大きな建物は、明治時代、外国人向けホテルとして利用されていた「開化亭」の跡地に建てられました。その歴史にちなみ、名付けられたのがミュージアムレストランの「開化亭」です。 こちらは、美術館に入らなくても利用OK。予約不要で、ふらっと気が向いたときに立ち寄れる、箱根の隠れた名店です。
ガラス張りのコの字型カウンターがあるお部屋
玄関先で靴を脱ぎ、建物の中へ。手前のお部屋は、2方を大きな窓に囲まれた開放的な空間。室内は明るく、すみずみまで陽光がたっぷり♪ ここにいるだけで、すがすがしい気持ちになれます。
縁側には、景色を楽しめるようにベンチも用意
縁側に出ると、外は森の緑がいっぱい。庭園にある、滝の音が心地よく耳に届きます。さわやかな空気の中、自然の緑に目を向けリラックス……。鳥のさえずりや水音に耳を傾ければ、五感が満たされていくよう。
毎年6月頃には池の近くに菖蒲の花が咲く
昭和初期の日本家屋をそのままに
建物は、昭和初期の創建。古いながらも、清潔感があり、木の温もりに包まれるような心地よさがあります。 また「開化亭」は廊下もガラス張り。どこにいても、自然との一体感を味わえますよ。
いずれも掘りごたつ形式のテーブル席
奥の座敷は、掘りごたつのテーブル席になっています。足元から暖がとれるから、寒い冬もぽっかぽか。落ち着いた雰囲気の中、まったり、ぬくぬく過ごせます。
昭和レトロなガラスが張られた引き戸
ゆらぎのあるガラスは、昭和の時代に作られた、今では作ることができない特別なもの。レトロなガラス通すと、日常の光がやさしく、おだやかに感じられます。
ランチにぴったりな、もっちり食感の名物うどん
温泉卵と小鉢が付いた「季節の魚天うどん」(2200円)
お食事系は、うどんがメイン。なかでもおすすめは、そのとき旬の魚を天ぷらにした「季節の魚天うどん」。今回は地魚のアジを天ぷらに。口いっぱいに頬張れば、外はサクッと、中はフワっとジューシー。風味豊かなお出汁を吸った天ぷらも、しっとり、頬がゆるむおいしさです。
限定チョコレートと一緒にのんびりお茶時間
「ピエール・エルメ・パリとのコラボレーション限定チョコレート付きドリンクセット」(1200円)
14時からは、喫茶の時間。どれにしようか迷ったら、人気のブレンドコーヒーと一緒に、ここでしか味わえない限定チョコレートを召し上がれ。 「開化亭」では、コーヒーやカフェオレなどと一緒に、ピエール・エルメ・パリとのコラボレーションによる限定チョコレートを楽しめます。ふだん頑張っている自分へのご褒美に、ちょこっと甘い贅沢を。
岡田美術館のロゴが描かれた限定チョコレート
開化亭
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安藤美紀
Writer
安藤美紀
湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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