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2025.12.22
鎌倉で新たな出会い♪ 2025年にオープンした話題のカフェ&レストラン
2025年の鎌倉には、受け継がれてきた美しい景観により添うようなお店がいくつも誕生しました。チョコレートの香りに包まれる洋館や和の朝ごはんを味わう古民家、和漢ハーブ茶でのんびり過ごす一軒家カフェなど、どの店も新しい鎌倉らしさを感じさせてくれます。今回は立ち寄ってその扉を開けたくなるような6軒をご紹介します。
鎌倉の新しい名所として誕生した「メゾンカカオ 鎌倉本店」
和漢ハーブ茶でくつろぐ一軒家カフェ「green and water かまくら」
街の息づかいを感じる古民家で朝ごはん「大まちや」
静けさに包まれるガレット店「Loudia 」
円覚寺の高台に広がる景色とともに「弁天茶屋 航」
鎌倉の新しい名所として誕生した「メゾンカカオ 鎌倉本店」

青空に映える白亜の洋館
鎌倉の街に新しい甘美な時間をもたらす「MAISON CACAO(メゾンカカオ) 鎌倉本店」。コロンビアの農園でカカオの栽培から収穫後の発酵や乾燥にも携わり、カカオ本来の香りがアロマとして香るチョコレートブランドです。鶴岡八幡宮の参道・段葛沿いの白亜の洋館の1階から3階の一棟すべてが本店となり、訪れる人をやさしく迎えます。

「チョコレートラテ」(648円)「生シュークリームショコラ」(691円)「フレンチクルーラー」(378円)
1階にはアトリエがあり、ショコラティエが作る出来立てのスイーツが10種類ほど登場します。焼きたての生チョコクッキーや香ばしいパイ、なめらかなクリームのシュークリームなど、出来たてならではの香りが広がり、イートインではその豊かな味わいを楽しめます。

「生フロルケーキ」(1620円)
2階はこれまで100種類以上を生み出してきたアロマ生チョコレートのシリーズが並び、手土産を選ぶのにもおすすめ。さらに3階のカフェでは、ランチやチョコレートスイーツがいただけます。ぜひ本店限定の「生フロルケーキ」を「カカオティー」と一緒に味わって。
MAISON CACAO 鎌倉本店
メゾンカカオ カマクラホンテン
和漢ハーブ茶でくつろぐ一軒家カフェ「green and water かまくら」

「さらさらさらりTea」(825円)
鎌倉散策の合間に深呼吸したくなるような静けさが漂う「green and water (グリーン アンド ウォーター) かまくら」。日常に馴染みのある緑茶やほうじ茶に、ハーブや和漢植物を組み合わせた和漢ハーブ茶をいただきながらのんびりと過ごせます。

熱湯を注いで3分蒸らす
6種類のオリジナルブレンドの和漢ハーブ茶は、香りと味わいがやわらかく、心にも届いてきます。「ひといきついてリラックスTea」や「ほかほかさんのあったかTea」など、お茶の名前も体調や気分にもそっと寄り添います。

「きんもくせいの宝石ゼリー」(440円)
お茶と一緒に味わえるスイーツの中でも、透き通る美しさが印象的な「きんもくせいの宝石ゼリー」は心惹かれる一品。キンモクセイの花から抽出した自家製エキスを使い、上品な香りがふわりと広がります。心と身体のどちらも整うお茶時間を過ごせますよ。
green and water かまくら
グリーン アンド ウォーター カマクラ
街の息づかいを感じる古民家で朝ごはん「大まちや」

引き戸にかかる暖簾は「や」の文字に注目
朝の光がやわらかく差し込む時間帯。門をくぐり、飛び石の小径を進むと現れる食事処「大まちや」。築年数を重ねた日本家屋を活かした店内は、庭の緑が揺れる縁側や、木の温もりが残る空間が広がり、どこか懐かしさを感じます。早朝7時からの営業で、ランチタイムまでゆっくりと過ごせるのも魅力です。

「釜揚げしらすのっけごはん定食」(2300円)
定食は十穀米や季節の副菜、香り高いお味噌汁など、やさしい味わいで身体を整えてくれます。小鉢には三浦半島や鎌倉の野菜が使われ、素朴ながらも丁寧な味わいが広がります。焼き魚は伊豆下田の魚屋さんから届くサバやアジ、金目鯛など数種類から選べ、どれも脂がのっていて満足感があります。

古民家に馴染むカウンターはスタッフの手作り
釜揚げしらすにも地元・湘南産を使用するなど、地域の恵みをしっかりと味わえるのも嬉しいところ。少し早起きをして訪れたくなる和食屋さんです。
大まちや
オオマチヤ
静けさに包まれるガレット店「Loudia 」

「タルトタタン風リンゴのガレット」(1200円)「カフェラテ」(600円)※14:00~17:00のセットドリンクは+300円
緑の木々が静かに揺れる一角に佇む「Loudia (ルーディア)」。植栽に彩られたアプローチを進むと、まるで森の中のアトリエに迷い込んだような雰囲気のガレット専門店にたどり着きます。通りから少し離れているため、観光の喧噪から離れ、ゆったりと過ごせるのも魅力です。

「旬野菜のガレット」スープ・ランチシードル・紅茶付き(1800円)
北海道産のそば粉を使ったガレットは、オープンキッチンの丸い鉄板で一枚ずつ丁寧に焼き上げられます。もっちりとした食感を残しながら、表面は香ばしく仕上げられ、軽やかな味わいが広がります。

シンプルな店内
通年味わえる「タルトタタン風リンゴのガレット」は、じっくり煮詰めたリンゴのコンポートにバニラアイス、シナモンの香りが重なり、そば粉の生地との調和が心地よい一皿。ランチにもティータイムにも訪れたくなる、鎌倉らしい静けさを感じるお店です。
Loudia
ルーディア
円覚寺の高台に広がる景色とともに「弁天茶屋 航」

あんこと磯部の「串団子2本」(600円)「緑茶」(500円)
円覚寺の境内にある「弁天茶屋 航」は、高台から広がる景色とともに、清々しい時間を楽しめる茶屋です。晴れた日には鎌倉の街並みや山々の緑、さらに遠くに富士山を望む日もあり、心が自然と軽くなるような開放感があります。

円覚寺境内の茶屋
人気フレンチ「北鎌倉 航」の姉妹店で、フレンチの技法を取り入れた丁寧な料理やスイーツが楽しめます。笹の葉にのせて提供される「お団子」は、小倉あんの上品な甘さがやさしく広がり、旅の途中のご褒美のよう。寺紋「三つ鱗」をあしらった抹茶ラテや、緑茶の甘みを感じる日本茶ともよく合います。

「抹茶ラテ」(700円)「黒糖プリン」(600円)
「黒糖プリン」は、姉妹店「アルジャーノ 航」が手がける本格スイーツで、軽やかな生クリームと合わせるとより深い味わいに。景色とともに楽しんで。
「弁天茶屋 航」の記事はこちら
弁天茶屋 航
ベンテンチャヤ コウ
大仏様の参拝帰りに立ち寄りたい隠れ家「Third Rock Cafe」

「アップルキャラメルチーズケーキ」(800円)「抹茶ラテ」(700円) クッキー(各250円)
江ノ電・長谷駅から細い路地を抜けた先にある「Third Rock Cafe」。一本裏通りに入っただけとは思えないほど静かで、ゆったりとした時間が流れます。クッションのあるソファ席は、まるで友人宅を訪れたような心地よさ。ウッドデッキのテラス席からは通りを眺めながら、心地よい風が抜けていきます。

焼きたてのお菓子
店内のスイーツスタンドには、オーナーが少量ずつ丁寧に焼き上げるクッキーやスコーンが並びます。作り置きをせず、常に焼きたてが追加されるため、訪れるたびに香ばしい香りに包まれます。ケーキは季節替わりで、抹茶ラテとも相性がよく、午後のひと休みに最適。
Third Rock Cafe
サードロック カフェ
新しい店をお目当てに歩くのも楽しいひと時です。鎌倉の日常にすっと溶け込むような新しい鎌倉の風景ぜひ見つけてくださいね。
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文:高橋茉弓、写真:依田佳子、新井智子
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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