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2018.09.06
カレーファンもとりこ! 激戦区・下北沢で行列のできる新ジャンルカレー専門店「旧ヤム邸 シモキタ荘」
「旧ヤム邸 シモキタ荘」は、大阪で人気のスパイスカレー店が出した東京1号店。スパイスカレーとは大阪で誕生し、オリジナルのスパイス配合で自由に作った新ジャンルの個性派カレー。こちらのお店でも独創的な味を楽しめ、一口ごとに驚きを感じられます。
大阪独自のカレー文化を発信しているお店
店頭にある大きなブドウの木が目じるし
下北沢駅南西口から「下北沢南口商店街」を歩いて5〜6分。表通りより少し入ったところに「旧ヤム邸 シモキタ荘」はあります。 店内はアンティークの椅子や時計とともに和室の欄間や電燈が配された、和洋折衷のレトロ空間。山の手にあるおばあちゃんの別荘に訪れたかのような雰囲気をイメージして、スタッフが自分たちで手作りしたのだそう。どこか懐かしくて、心が落ち着きます。
テーブル10席、カウンター4席。一人で訪れる人も多い
大阪で発祥したスパイスカレー店は、ここ数年で一気に急増。その激戦区といわれる谷町にこちらのお店の1店舗目が2011年にオープンし、現在は大阪に3店舗。下北沢店は2017年に開店。リピーターがどんどん増え、行列ができる日も多い人気店となっています。 スパイスカレーは各店でオリジナルにスパイスを配合し、スタイルも多種多様。食材の肉や魚、野菜も自由に組み合わせ、和風だしやココナツミルクを使用するなど、さまざまな食文化も取り入れた斬新な味わいが多くの人をとりこにしています。
意外な組み合わせで口の中が楽しくなるカレー
ランチの「ぜんがけ」(1350円)。スパイスを使用直前に挽いているので、香りも味も新鮮
こちらのスパイスカレーは基本的に旬の食材を使用。ランチメニューは月替りで3種類のキーマカレーから2種類の「あいがけ」(1100円)、または3種類の「ぜんがけ」を選べます。 訪れた時のキーマカレーは「キャベツの胡麻味噌ココナツ炒めのせ、砂ズリとキュウリのマスタード鶏キーマ」、「タコのアジアンマリネと食べる、グリーンカレーな夏ポークキーマ」、「モロヘイヤとオクラのさっぱりとろネバがけ、ローズマリー香るトマトとカボチャの牛豚キーマ」。
お店独自の盛り付けもスパイスカレーの持ち味。温玉やパクチーなどのトッピングも追加可
「ぜんがけ」をいただくと、どれもスパイスの風味や旨みが濃厚で、同じキーマカレーでも全く印象が異なります。砂ズリやキュウリのころころ感、タコのみずみずしい歯ごたえ、モロヘイヤとオクラのネバネバ感も際立っていて、スプーンが止まらなくなります。 ひと通り味わったら、それぞれ混ぜ合わせて食べるのもおすすめ。個性あふれる味が重なり合い、さらに深い味わいを楽しめます。3種類とは別に添えられている和風だしのスープカレーもかけるとまた味が変わり、最後まで飽きることなくおいしく食べられます。
ディナーには常に新しい味のカレーが登場
「スペシャルミックスカレー」(1600円)。軽い口あたりと複雑なスパイスのハーモニーにより食が進む
ディナーメニューは、和風鶏キーマやマトンキーマなどの定番に新作を加え、約5種類のカレーを用意。新作カレーはなくなれば終了となり、常に新しい味を創作。評判がよかったものでも登場は一度きりで、同じ味のカレーに出会うことは難しいのだとか。 また、「スペシャルミックスカレー」は、定番のキーマや豆のカレーのほかにインドのサラダ「カチュンバル」などスパイシーなお惣菜をいくつか盛り合わせ。こちらもカレーやお惣菜を混ぜながら食べると味がバランスよく絡み合い、一口ひと口が新鮮ですよ。
ディナーメニューは毎日手書き。一品料理をゆっくりとつまむ楽しみも
今まで食べたことのない味や食感を一皿でさまざまに楽しめる「旧ヤム邸 シモキタ荘」のスパイスカレー。どんなカレーと出会えるか期待して、ぜひ訪れてみてくださいね。
旧ヤム邸 シモキタ荘
キュウヤムテイシモキタソウ
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森田奈央 撮影:彌永浩次
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