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2019.01.25
トップ・パティシエがプロデュース♪銀座で優雅な大人のデザートタイム
銀座駅や東銀座駅から徒歩5分ほどの場所にある「Rire Ginza(リールギンザ)」は、高級サロンのような雰囲気のなか、ゆったりとデザートタイムを過ごせる店。冬の季節限定のあったかデザートと選りすぐりの紅茶で、銀座ならではのちょっと贅沢な時間を過ごしてみませんか。
スイーツ好きをトリコにする名店
店内を仕切って個室として使うことができるため、女子会に人気
店があるのは、銀座の大通りから少し奥まった場所。こぢんまりとした店構えなので、注意していないと見落としてしまいそうですが、赤いテントが目印。2階まで階段を上がると、白を基調にした清潔感あふれる店内が広がります。大理石のテーブル、ベネチアングラスのライト、カウンター席など、まるで高級レストランを思わせるインテリアです。
カウンターは5席。行き届いたサービスにも定評があります
白を基調としたインテリアに花を添えているのは、ベネチアングラスのライト
ここは、「パークハイアット東京」でエグゼクティブ・ペストリーシェフを務め、洋菓子の世界大会では日本代表に選出されたトップ・パティシエ、横田秀夫さんがプロデュースするデザートサロン。季節のメニューを楽しみに、スイーツ好きが足しげく通う店として知られています。
ホットソースに冷たいアイスクリームがとろ~り
イチゴ、パイナップル、バナナのフルーツもたっぷり!
今の季節のお楽しみは、なんといってもホットデザート。この冬の新メニューが、「苺のフランベ アーモンドブリオッシュとシャルトリューズのアイス」(1500円、ドリンクセット2300円)です。ブリオッシュの周りにフルーツを散らし、オレンジ風味の温かいキャラメルソースがたっぷり。上にのせてあるのは、古くからフランスに伝わり“リキュールの女王”と呼ばれるシャルトリューズのアイスクリーム。ソースとアイスを混ぜながら食べると、温度差とともにアーモンドの風味、薬草のほのかな香りと苦み、フルーツの甘酸っぱさなど、コンビネーションが絶妙な大人のデザートです。
ナイフを入れるのが楽しみな、フォンダンショコラ
「フォンダンショコラ」のソースは不定期に変わります(1500円、ドリンクセット2300円)
「フォンダンショコラ」も名物メニューのひとつ。ショコラ生地のなかからとろ~りとろけるソースは、ピスタチオ、ホワイトチョコ、抹茶、トロピカルフルーツなど不定期に変わり、12月からはキャラメルサレ(塩キャラメル)のソースが登場しています。ほろ苦いショコラ生地の風味を引き立てるのが、甘酸っぱいチェリーのコンポート。なかからとろけるソースとトッピングの生クリーム、すべてがひとつになって味が完成するというのが、横田シェフのこだわりなのだそうです。
口の中でとろける!絶品マンゴープリン
熱烈なファンを持つ「マンゴープリン」、一度は食べてみる価値あり
この店の看板デザートともいえる「マンゴープリン」(1100円、ドリンクセット2100円)は、「パークハイアット東京」時代に横田シェフが考案したメニュー。シェフは“キング・オブ・マンゴー”と呼ばれるインド産アルフォンスマンゴーを日本で初めて紹介したことで知られています。このマンゴーで作るプリンがあまりの人気でリクエストが多かったため、通年メニューとして提供するようになったのだとか。ソースにはわずかにアニスとクローヴをきかせてあり、とろんとろんのプリンを、ちょっと歯ごたえのあるタピオカが口のなかで混ざり合う食感も楽しい一皿です。
ポットサービスのお茶のバリエーションも自慢
7種類から選べる紅茶と中国茶は、ポットでサービスされます
デザートに合わせて選びたいドリンクは、オリジナルブレンドのコーヒーのほか、7種類の中国茶と紅茶から選べます。茶葉のネーミングも凝っていて、世界遺産に登録されている黄山で早朝に手摘みする「花妖精」、皇室への献上茶として使われたこともある「相思相愛」のほか、季節の紅茶やオーガニック・アールグレイなど。ホットでもアイスでも味わえる辛口の自家製ジンジャーエールも人気です。
この店ならではのコンセプトとは?
シェフパティシエの岡本志穂さん
横田シェフのプロデュースのもと、この店で腕を振るうのは、若き女性パティシエの岡本志穂さん。もともとは横田シェフのファンで、この店の前身であったサロンに通ううちに同店で働くようになったのだとか。この「Rire Ginza」オープンにあたり、シェフパティシエに抜擢された、まさにシンデレラガールです。シェフがプロデュースするデザートを忠実に再現するだけでなく、ランチやディナーメニューのサンドイッチやキッシュも手掛けています。
見て香って、食べて最後に記憶に残るデザートが、この店のコンセプト。サービスもとても丁寧で、洗練されています。せっかく銀座でデザートタイムを過ごすなら、ちょっと優雅な時間にしたいもの。週末や休日は混雑するので、予約をおすすめします。
Rire Ginza
リールギンザ
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永田さち子 写真:永岡邦彦
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