一軒家の雑炊カフェ

JR札幌駅から北へ車で15分ほど。地下鉄南北線の北34条駅から徒歩10分の場所にある「35stock」は札幌北区の住宅街の中にある雑炊カフェ。2階建てのお店は1階フロアにカウンターとテーブル席があり、2階にも靴を脱いでお家感覚でくつろげるカフェスペースも。雑炊はストウブ鍋で、コーヒーカップにはKINTO（キントー）のプロダクトを使うなど、お店で使用する食器の一つひとつにもこだわりを感じます。

最後のひと口までおいしい雑炊

「35stock」でぜひ味わっておきたいのが雑炊セット。この季節にはぴったりのメニューです。雑炊はオーダーを受けてからストウブ鍋で一つずつ作ってくれます。出汁と具材の組み合わせで、計9種類ある「雑炊セット」の中から「海老味噌 鶏出汁」（1300円）をオーダー。できあがりまで待つこと15分。

鍋の中は具だくさんで野菜もたっぷり。雑炊セットの「海老味噌 鶏出汁」は牡蠣・海老・あさり、5種類の野菜が入っています。蓄熱性が高くて食材本来の旨みを最大限に引き出すストウブ鍋の特徴を生かした雑炊は、北海道産の旬の食材にこだわり、調味料はできるだけ無添加のもの。お米は指定農家さんから仕入れている特A評価米「ふっくりんこ」を使用。化学調味料を一切使用していないので体にやさしくて、ほっこり温まります。アメリケーヌ・ソースと和風味噌であわせた和洋スープで、最後のひと口までおいしくいただけるやさしい味わいです。

プリンもストウブ鍋で手作り

雑炊の後は、スイーツにストウブ鍋で作ったプリン「ストウブ DE プリン」（雑炊セットとの注文で350円、単品の場合430円）もおすすめ。プリンに使用する卵は洞爺湖の平飼いの鶏のもの。味わいは甘すぎないカラメルが絡んで、とても弾力があるプリンはもっちりした食感が楽しめます。

「季節のケーキ」（雑炊セットとの注文で500円、単品の場合630円）はプレートでいただきます。この時季はローストしたリンゴを丸ごと使ったアップルパイ。サクサク生地のパイに生クリームを挟んでいて、蜜が絡んだ心地よいアーモンドの食感とともに、一皿でいろんな味わいが楽しめます。

和食にもぴったりな一杯

「コーヒー」（雑炊セットとの注文で150円、単品の場合480円）は札幌の新琴似（しんことに）にあるJINNO COFFEのオリジナルブレンド。口当たりまろやかで、すっきりとした味わい。雑炊を食べた後でもコーヒーでその余韻をかき消してしまわぬように、工夫された味わいを目指したのだそう。和食にもぴったりな中煎りの飲みやすい一杯です。 「35stock」はお店の空間も料理も、その一つひとつにこだわった、居心地のよいカフェ。身体にしみこむ雑炊を味わいのんびり時間を楽しんでくださいね。