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2015.11.27
おしゃれなお店が続々♪話題の蔵前エリアの「マイト」で、ぽかぽか冬小物を手に入れよう
「MAITO 蔵前本店」は、草木染めのニットブランド「MAITO(マイト)」のアトリエショップです。この冬に活躍しそうなぽかぽかアイテムをご紹介します。
草木染めニットブランド「MAITO」の直営店です
都営地下鉄浅草線蔵前駅A0出口から徒歩すぐ。浅草駅へと続く国際通り沿いに「マイト 蔵前本店」はあります。 こちらは、店主の小室真以人(まいと)さんが代表をつとめる、草木染めのニットブランド「MAITO」の全アイテムがそろうアトリエショップです。店内には草木の色糸、桐生の草木染レースマフラー、泉州で編んだ草木染ニットのカーディガン、倉敷で織った草木染帆布のバッグなど、やさしくて豊富な種類の色合いのアイテムがたくさん並んでいます。 小室さんは、ご両親が福岡で草木染めの染物屋さんを営んでおり、幼い頃から草木染めが身近な存在だったそう。その影響で東京藝術大学で染織を専攻し、卒業後は実家の家業を手伝いながら、2008年に草木染めのニットブランド「MAITO」をスタートしました。
飽きのこない、シンプルなデザインで長く使えます
草木染めとはその名の通り草木を使って色を染める方法。染料の素材には、地元の福岡をはじめ、全国各地へ出かけ、冬はもみじや栗の葉、春には桜などを採取し、それらを使って綿や麻、シルクなどの天然素材を染めているそうで、自然なやさしい色合いが魅力です。 小室さんは草木染めの職人としてだけでなく、デザイナーとしての顔も持ち、ニット素材の洋服を中心に、糸づくりから形になるまですべてを手がけています。工房で一貫製作しているアイテムもあれば、糸をつむぐ、織る、編む、縫うなどの作業を、全国各地で長年活躍しているさまざまな職人さんにお願いして仕上げているものもあります。 写真は、保湿力があり足元からぽかぽかする「草木染めシルクの5本指ソックス」(各2592円)。小室さんが奈良の靴下工場で作ったものを1点1点染めています。
水滴が描かれたリバーシブルの「ジャカードマフラー」(各9720円)も人気です。ブルーは藍・矢車附子、グリーンはザクロ、黒はログウッドを使用して染めた、オーガニックコットンの糸で作っています。
こちらは草木染めをした珍しいボタン「天然ナットの草木染めボタン(11.5mm)」(1296円)。ヤシの実の種を削りだして作ったボタンを、茜や山桃などの染液でコトコトと長時間煮込んで染めています。使うほどに色合いがほのかに変化していくのが特徴で、天然素材シャツなどに付け変えて使うのもおすすめです。 ほかにも、植物タンニンなめしという特別な革を草木染めして作ったカバンなど、試行錯誤を繰り返しながら草木染めの可能性を追求したアイテムが多く見られます。
草木染めのワークショップも体験できます
ショップの奥に併設された染色工房
お店では毎月第2金・土曜を中心に、草木染めのワークショップが開催されています。季節ごとに旬の染料を使い、用意された素材のスカーフなどを染めることができます。 草木染め工房を案内してくださった小室さん。大きな鍋のなかには、土っぽい匂いを放つ藍が保存され、ほかにもこれから使う予定の何十種類もの草木が棚にストックされていました。 草木染めを体験してみたい人は、HPで日程をチェックしてみてくださいね。
MAITO 蔵前本店
マイトくらまえほんてん
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上浦未来
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