海と空に映える真っ赤なレトロバスのカフェへ

夕日を目前にできる海沿いにある。ジェラートはシングル450円、ダブル480円

野北海岸沿いにあるのが、イギリスで実際に使用されていたレトロなロンドンバスを利用した「糸島LONDON BUS CAFE」。カフェスペースになっている2階からは、パノラマのシーサイドビューが広がり、景色を眺めながら一息つけます。 メニューは牛乳やピスタチオ、桜など40種のなかから8〜9種の日替わりメニューがそろうジェラートが人気。テイクアウトも可能なので、ドライブの途中に立ち寄るのにおすすめです。

この空間で過ごしたい静けさに包まれた隠れ家カフェへ

ナチュラルテイストに統一されたお店

木々に囲まれた高台には、ぽつりと佇む隠れ家のようなカフェとセレクトショップ「おやつと雑貨、くらすこと」があります。

季節のパフェ。この日は洋梨と柿

1階は糸島や九州の食材を使ったメニューが楽しめるカフェ、2階は生活雑貨や洋服などが並ぶセレクトショップになっています。カフェメニューは季節で内容が変わるパフェや九州産の豆腐と蜂蜜で作るドーナツのほか、夏はかき氷が人気。栗林に囲まれ、自然の静けさのなかでのんびり過ごせるロケーションも魅力です。

季節を丁寧に楽しむ海辺のカフェ「アダンソニア」

季節のコースは2850円。鮮やかな色合いが目を引く前菜はほうれん草とビーツといちごのサラダ

南西部の海に面した場所にあるのが、前田さんご夫妻が営む料理店「アダンソニア」。こちらは、ご主人の達也さんが作るアイデアあふれる創作料理と、奥様のゆかりさんが作るシンプルだけどどこかかわいらしく、やさしい味わいのスイーツが人気を集めています。

キッチンに立つ前田夫妻

「特別な食材を仕入れることより、身近な食材をどうおいしくするかですよね」と話すご夫妻。一皿一皿に、自然の恵みを大切にする丁寧な手仕事が感じられる料理を味わえます。

“薬草リトリート”で野草と親しむ非日常の体験を

天然の色合いと香りに心が落ち着く野草茶

糸島の野草を使って独自のブレンド野草茶を作る「- suu -」。よもぎをベースに、世界各地から厳選した有機ハーブやオーガニックスパイスのみを独自にブレンドした野草茶を販売しています。その主宰である薬草ハーバリスト加藤美帆さんは、野草の知識や魅力を伝えるワークショップやリトリートを行なっています。

野山の植物から次々と野草を見分ける加藤さん

季節の野草茶を飲んだり、周辺の野山で野草を摘む野草散策をしたり、野草のランチを作ったりと、体験を通して野草に親しめる内容になっています。自然に元気をもらえる”薬草リトリート”で、心も体もリセットしてみましょう。

福岡の名産”あまおう”をたっぷり味わえる「cafe TANNAL」

高さ30cmほどのイチゴタワーに心ときめくイチゴパフェ（1500円）は12月から5月までの期間限定

「cafe TANNAL」は、福岡の名産である「あまおういちご」を作る磯本農園直営のカフェ。「赤い」「丸い」「大きい」「うまい」の頭文字と「いちごの王様」から名付けられたあまおういちごのなかでも、新鮮な朝採れいちごを使ったメニューを味わえます。

たっぷりのあまおういちごといちごソースがかかるレアチーズケーキ（530円）

あまおういちごの味わいを存分に楽しめる人気のパフェをはじめ、濃厚ないちごソースがかかるいちごのレアチーズケーキや定番人気のスムージーなど、まさに"あまおうづくし"のメニューが充実しています。

最新号のことりっぷマガジンでは今回ご紹介しきれなかった糸島の素敵なお店も掲載中です。 自然豊かな場所に暮らす人々ならではのナチュラルで背伸びをしない、のんびりとした空気感を感じられる糸島。この春は、スローな糸島じかんを楽しむドライブへでかけてみませんか？

【ことりっぷマガジン Vol.20】

特集「お茶にしよう」
今号のテーマは「お茶にしよう」。緑茶のおいしさに出会えるサロン、心ほぐれるカフェ、独特の時間が流れる地元にも愛される喫茶やカフェが登場。香りを嗅ぎ、一口飲むと「ほっ」と溜息が漏れてしまう、やさしい時間へご案内します。