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2019.05.01
新しい時代、最初の旅は「令和」ゆかりの地、福岡・太宰府へ
今日から「令和」がスタートしますが、2019年4月1日、新元号「令和」の発表と同時に注目を集めたのが福岡県太宰府市です。「令和」の典拠として示されたのは「万葉集」巻五の中にある一文。それがかつて大宰府長官を務めた大伴旅人が、当時の自宅で催した「梅花の宴」の様子を表したものだったからです。 令和になって初めての旅は、そのゆかりの地、太宰府で、歴史散歩を楽しんでみませんか?

「大宰府展示館」で、当時の「梅花の宴」に思いを馳せる

ここから歴史散歩をスタートするのがおすすめ
「令和」の典拠となった一文で表された「梅花の宴」は、今から約1300年前に置かれた役所「大宰府」の長官だった大伴旅人が、自宅で催した宴です。その宴の成り立ちについて知るなら「大宰府展示館」へ。大宰府の歴史をわかりやすく展示してある資料館で、博多人形を使って再現された「梅花の宴」も展示されています。

1300年前の大宰府の都市計画が一目でわかるジオラマも

大伴旅人が催した「梅花の宴」。旅人は紫色の人物。ほか筑前守の山上憶良など約30人が集い、梅を題材にした歌を詠み交わしたとされる
大宰府展示館
ダザイフテンジカン

万葉集の時代と同じ風景に出会える「大宰府政庁跡」

1300年前と変わらない風景
「大宰府展示館」に隣接する広場は、かつて大伴旅人が長官を務めた「大宰府」が置かれていた場所です。ここから山手を眺めた風景は、おそらく1300年前と同じもの。桜の名所としても知られており、春は桜、新緑の季節はピクニックなど、レジャースポットとしても人気です。

かつてこの土地にあった「大宰府」(大宰府展示館資料)
大宰府政庁跡
ダザイフセイチョウアト

「梅花の宴」の舞台となったとされる「坂本八幡神社」へ

清々しい空気に満ちた「坂本八幡宮」
「大宰府政庁跡」から山手に5分ほど歩いた場所にある「坂本八幡神社」は、「梅花の宴」の舞台となった大伴旅人の邸宅があったとされる場所(諸説あり)。地元の方々によって大切に守られてきた神社は、2019年4月1日の元号発表以来、「令和」にゆかりのある「パワースポット」として多くの人たちで賑わうように。 2月には、神社の周りに梅が咲き誇り、「梅花の宴」さながらの風景が楽しめるとのこと。「令和元年」、訪れたいスポットのひとつに加えてみては?

GW中は「令和」の文字が入った額を持っての記念撮影もできる
坂本八幡神社
サカモトハチマンジンジャ
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鹿田吏子
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