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2019.06.27
ひと月だけの開催期間!400種のアジサイが咲く花の名所、岩手・一関のドライブ旅へ
歴史的にも貴重な史跡が数多く点在する、岩手県南部。県の最南端に位置する一関市には、6月末から約ひと月だけ入園できるアジサイの名所、「みちのくあじさい園」があることをご存じですか? 今回は、アジサイ鑑賞と合わせて訪れたい一関のカフェや絶景スポットをご紹介します。地元産のフレッシュな野菜を使ったごはんや非日常の風景に癒される渓谷など、豊かな自然をじっくり楽しみましょう。
ひと月だけ楽しめるアジサイの名所「みちのくあじさい園」
JR一関から車で約20分の「みちのくあじさい園」は、6月下旬から約1ヶ月間だけ入園できる、岩手きっての花の名所。その名前の通り、色あざやかなアジサイが約2kmの散策路の両側に植えられています。その種類はなんと約400種4万株だそう。杉山の小路をのんびり歩けば、木々のざわめきや清涼な風も心地よく、花を愛でながら森林浴も楽しめますよ。
みちのくあじさい園 みちのくあじさいまつり
ミチノクアジサイエンミチノクアジサイマツリ
一関名物・もち料理のお膳♪「三彩館ふじせい」
岩手のなかでも一関や平泉は、お餅が郷土食として根付いています。ずんだやあんこと合わせておやつに、お雑煮のようにご飯としてなど、さまざまな調理法で食べられていて、伝統的なお餅料理ははなんと約300種類もあるのだそう。 一関駅近くにある「三彩館ふじせい」は、お餅料理を楽しめる食事処。お雑煮もついている「一口もち膳」は、お餅を色々な味でいただけます。うれしいひと口サイズで、豊かなバリエーションを楽しめますよ。
三彩館ふじせい
サンサイカンフジセイ
田園のなかで野菜たっぷりランチを「ヒラサワFマーケット」
「野菜サンド」が選べる「平日の日替わりランチA」(スープ、キッシュ、サラダ、ドリンク、デザート付き・1400円)
JR一関駅の中心街を離れ車で15分ほど。「HIRASAWA F MARKET(ヒラサワ エフ マーケット)」は、のどかな里山にあるカフェ。築200年を超える古民家をリノベーションした店内やウッドデッキから見える緑ゆたかな山々や田畑の風景に癒されます。 平日でもオープンと同時にひっきりなしに客が訪れる人気の秘密は、地元農家から仕入れるフレッシュな野菜をふんだんに取り入れたメニュー。彩り豊かな採れたて野菜を使っているので見た目も美しく、食材それぞれの味を楽しめます。
「ヒラサワ F マーケット」の記事はこちら
HIRASAWA F MARKET
ヒラサワエフマーケット
季節を感じる和食メニュー。カフェ「まんまるや」
一関駅から車で南下すること約25分、花泉町にある「まんまるや」は和食をメインにした定食スタイルのランチと甘味がいただけるカフェレストランです。 旬の素材を生かして作る季節のメニューは、地元産のお米とも高相性。ランチは肉または魚のメインが選べ、小鉢を楽しめるのもいいですね。ごぼうや小松菜などの野菜、ほうじ茶や豆乳を使った和ティストの甘味も評判です。
cafe manmaruya
カフェマンマルヤ
旬のフルーツがジューシーなタルト「カフェキャトル」
一関市の中心街から、気仙沼方面に向かって車を走らせること約30分ほどで到着する千厩町(せんまやちょう)。真っ白い壁や扉に、フレンチアンティーク風のアイアン雑貨や植木鉢のグリーンが目を引く「カフェキャトル」は、週替わりランチやケーキが人気のカフェです。 毎日2種が登場する日替わりのタルトやチーズケーキなどには、地元産フルーツを使い、そのときどきの旬のおいしさを楽しめます。一関のロースター「佐惣珈琲」の豆を使用したコーヒーと合わせてどうぞ。
Cafe 4 quatre
カフェキャトル
広大な自然美を感じる渓谷へ寄り道はいかが?
自然豊かな岩手県南部では、四季を通して山や谷が織りなす美しい風景に多く出会えます。 アジサイさんぽと合わせて、一関エリアのおすすめ絶景スポットにも立ち寄ってみましょう。
エメラルド色の水面にうっとり。「厳美渓」
国の天然記念物にも指定され、一関を代表する絶景スポットの「厳美渓(げんびけい)」。およそ2キロにわたるこの渓谷では、栗駒山を水源とする澄み切った流れを見ることができます。 川岸の木々は、春の桜や秋の紅葉、冬の雪化粧など、季節ごとにさまざまな美しさを生み出しています。夏は、エメラルドグリーンの水面と若々しい緑がさわやかですよ。
厳美渓
ゲンビケイ
名物の“空飛ぶだんご”も忘れずに
厳美渓の名物は、ロープウェイのようにやってくることで、“空飛ぶだんご”とよばれる「郭公だんご」。渓谷の休憩処から、ワイヤーロープでつながれたカゴにお代を入れて合図すると、対岸にあるお店のスタッフがロープを引き寄せ、おだんごとお茶を入れたカゴを送り返してくれますよ。
郭公屋
カッコウヤ
小舟に乗って風情を感じる水上さんぽ「猊鼻渓」
「厳美渓」とは、一関の駅を挟んで反対側に位置する「猊鼻渓(げいびけい)」。ここは砂鉄川沿いの渓谷で、 高さ100メートルを超す石灰岩の絶壁が圧倒的な存在感を見せています。 人気のアクティビティは、船頭さんが棹一本で舟を自在に操る「猊鼻渓舟下り」。船頭さんが歌う「げいび追分」を聞きながら、水上さんぽを楽しめます。川から見る景色は、非日常的な美しさ。夏季は1日10回の運行なので、スケジュールを確認してぜひ体験してみて。
猊鼻渓舟下り
ゲイビケイフナクダリ
***** いかがでしたか? 今回は過去に紹介した記事とことりっぷアプリの投稿から、岩手・一関の「みちのくあじさい園」と市内のカフェ、一関のみどころをピックアップしてご紹介しました。 営業時間、定休日などの最新情報は、各施設に確認してからおでかけしてくださいね。
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