257
2019.06.30
オープンから3か月で軽井沢の人気店に。 フランス食品ブティック「タルタニアン」
軽井沢駅から中軽井沢方向へ、新幹線の線路に沿って車で約10分ほど進んだところに、前菜からデザートまで揃うフランス食品ブティック「Tartagnan(タルタニアン)」はあります。外に食べに出かけなくても、自分の家や部屋で、楽しい食事をしてほしいという思いが込められています。
2019年4月にオープン。たちまち人気店に
開放的な一軒家
大きな開閉式の窓越しに見える店内は、明るくすっきりとした空間。軽井沢の別荘の住人や周辺住民たちが入れ替わり立ち替わり訪れ、人気の高さがうかがえます。
一つのお店に3つの部門が
手軽に食べられるのも魅力
「Tartagnan」は、3つの部門に分かれています。そのうちのひとつが、フランスのお総菜を扱うデリ「M.Y.Deli (マイデリ)」です。 前菜には、キャロットラぺや季節野菜のサラダ、パテやサーモンのマリネ、季節のキッシュなど。メインには、ローストビーフや鶏のグリエなど、全部で15種類近くのお惣菜がショーケースに並びます。 フランス人が家庭で食べているようなお惣菜を中心にメニューを考えているそう。
2人でちょうどいいパック詰めのお惣菜
パンや焼き菓子の販売も
これらの料理は量り売りではなく、すべてパック売りをしており、1パックは150グラムで二人分が目安になっています。 量り売りだと、どうしても売れ残りが生じてフードロスにつながるため、それを避けるためにこのようなスタイルになったそう。また、容器もそのまま電子レンジで温められますが、燃えないゴミではなく燃えるゴミで処分できるよう、自然豊かな軽井沢だからこそ、サスティナビリティを意識した気遣いをしているのです。 外で気軽に食べたい旅行者にも、使い勝手がよさそうです。
ずらりと並んだお惣菜。値段は1パックの値段
ピクニックにおすすめのセットもあります
パンと飲み物も買えば、女性二人でちょうどいいボリューム
気軽に外で食べるなら、4種類のお惣菜を盛り合わせたランチボックス「おまかせ4種セット」(1000円)がおすすめです。 パンと飲み物と一緒に近くにある公園「湯川ふるさと公園」に行って、ピクニック気分で食べるのもいいですね。
季節を感じさせるかわいいケーキ
オーナーパティシエの市田裕司さん
お店の一番奥のショーケースに並ぶケーキは、「Tartagnan」のオーナーパティシエである市田裕司さんのブランド「Pâtisserie Fourmilière(パティスリーフルミエール)」のもの。 日本でパティシエの技術を磨いたあと、フランスのル・コルドンブルーで学び、ピエール・エルメのパリ本店で修業を積んだ市田さんが、北軽井沢店に続きオープンさせたのが「Pâtisserie Fourmilière」です。
「タルトセゾン』(季節のタルト・420円)と「ポムダムール」(リンゴのムース・550円)
軽井沢とその周辺の材料を主に使い、その日その日のインスピレーションで作るスイーツは、新作も続々と出て、何度訪れても驚きがあります。
カラフルでパクっと食べられるシュークリーム
ちょっと小さめサイズなので食後にぴったり。種類は時期によって変わります(220円~)
そして、もう一つの部門が「l'atelier chou Pétanque(ラトリエシューペタンク)」です。 「ペタンク」と名付けた、かわいいシュークリームは、全部で5種類。トップにペタンと載ったアーモンドペーストの色ごとに、異なる旬の果実フレーバーのジュレをカスタードクリームとともに詰めてあります。 カラフルでかわいいフォルムと、どんな味なのかしら?というワクワク感が楽しめる、今までにないスタイルのシュークリームです。
フランス食品ブティック「Tartagnan」。軽井沢でぜひ訪ねてみたいお店ですね。
Tartagnan
タルタニアン
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
末武千恵 写真:永岡邦彦
の人気記事