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2019.07.03
大自然に癒される旅。八ヶ岳の麓に広がる長野・蓼科と原村をドライブ!
雄大な八ヶ岳の麓に広がる茅野市蓼科と原村。都心から車で中央自動車道を走ること、約2時間30分で到着します。空気と水がきれいな高原には、そこで生まれた心洗われる風景やおいしいものと出会えるスポットが点在。大自然の恵みを満喫するドライブ旅をご紹介します。
古民家カフェ&ギャラリー「陶仙房 須栗平」で腹ごしらえ

古材や古家具を利用して再生した古民家。庭には離れの席もある
まず、「メルヘン街道」から奥蓼科温泉郷へ行く「湯みち街道」へ。途中の小さな集落にある「器とCafe 陶仙房 須栗平(とうせんぼう すぐりだいら)」が最初の目的地です。 蓼科山麓の工房「蓼科クラフトヴィレッジ」で活動する陶芸家の方々が古民家を修復してオープン。重厚な梁を見上げる土間のギャラリーでは常時、陶芸展を開催しています。静かに流れる時間の中でゆったりと鑑賞でき、気に入ったものは購入することもできます。

「里山の四季のおにぎりプレート」(1296円、数量限定、ドリンク付き)
庭の眺めが素敵なカフェでは、ランチに地元農家の野菜や豆腐を盛りこんだ「里山の四季のおにぎりプレート」をいただけます。少しずつよそわれた惣菜は素材一つひとつの風味が濃厚で、食感も絶妙。おにぎりに添えられた生姜とくるみの味噌も深い味わいでした。
器とcafe 陶仙房 須栗平
ウツワトカフェトウセンボウスグリダイラ
http://tosenbo.com/
※小学生以下のお子様の入店はご遠慮ください
水面に映る風景が神秘的な「御射鹿池」へ
「湯みち街道」を奥蓼科温泉郷の方へさらに進むと、高原の森に囲まれた「御射鹿池(みしゃかいけ)」があります。波のない鏡のような水面にまわりの緑が映りこむ風景が「一生に一度は見たい絶景」と話題。一日の中でも時間帯によって表情が変わります。 この池は、八ヶ岳からの冷たい水を溜め、太陽光で温めて米づくりに利用できるようにつくられた溜め池。今でも池の水は大切な農業用水として使われているそうですよ。
緑あふれる「八ヶ岳自然文化園」。夏と秋にはクラフト市も
大自然の中で自由にのびのびと過ごせる
「湯みち街道」を戻り、「八ヶ岳エコーライン」を通って原村へ向かいましょう。「八ヶ岳自然文化園」はパターゴルフやサイクリングを楽しめるレジャースポット。大自然の緑を眺めながらのんびりと広場で遊んだり、遊歩道を散歩したりすることもできます。
八ヶ岳クラフト市。駐車場が混むので、八ヶ岳中央農業実践大学校から無料シャトルバスを利用しても
また、夏と秋には陶磁器、ガラス、木工、金属、布など、130もの工房の作家さんが全国から集まる「八ヶ岳クラフト市」が行われます。ワークショップや飲食のブースもあって、大にぎわい。2019年夏は7月5日(金)、6日(土)、7日(日)に開催です。
八ヶ岳自然文化園
ヤツガタケシゼンブンカエン
隠れ家のような珈琲店「香芯」でひと休み
八ヶ岳自然文化園より車で6分ほど。「八ヶ岳ズームライン」から少し入った森の中にそっとたたずむ「香芯(かしん)」は、自家焙煎の「コーヒー」(400円)を味わえるお店です。 選りすぐり、煎りたての豆と八ヶ岳の地下水によってじっくりと淹れられ、口あたりやわらかで香り豊か。木の温もりあふれる店内も、緑に包まれるテラス席も居心地抜群。朝食、ランチ、スイーツも用意され、心がうるおう森のひとときを過ごせます。
香芯
カシン
「八ヶ岳農場直売所」の新鮮な高原野菜をお土産に

芝生広場に三角屋根の直売所や食堂が建ち、八ヶ岳や牧場の風景も広がる
八ヶ岳自然文化園から約5分走った「御柱道」には、「八ヶ岳中央農業実践大学校」があります。農業者向けの研修教育施設で、学生たちが大切に育てた野菜、花、ハーブ、鶏の卵、乳牛のミルク、アイスクリーム、チーズなどを敷地内の「八ヶ岳農場直売所」で販売。

野菜や花が種類豊富にそろう。人気なので品薄になる前に早めに訪れたい
とれたて野菜のみずみずしさとおいしさは現地直売だからこそ。ふだんではなかなか味わえないものだけに、お土産にどっさりと持ち帰りたくなります。隣には「農場食堂」も。「新鮮!大学校産たまごの卵かけごはん定食」(600円、50食限定)も気になりますね。
八ヶ岳中央農業実践大学校 八ヶ岳農場直売所
ヤツガタケチュウオウノウギョウジッセンダイガッコウヤツガタケノウジョウチョクバイジョ
石窯焼きパンのお店「フリルフスリフ」にも立ち寄って

煙突がかわいい北欧の雰囲気ただようお店
「八ヶ岳エコーライン」では、店名がノルウェー語で“自然とともに生きる”という意味のパン屋さん「friluftsliv(フリルフスリフ)」が人気です。石窯の薪火で焼いているのでパンの数が限られ、販売しているのはバゲット、食パン、いちじくパン、ベーグルの4種類。

「バゲット」(280円)と「いちじくパン」(ハーフ490円)
すべて選び抜いた材料で丁寧につくられ、「バゲット」は外カリカリ、中もちもち。噛めば噛むほど小麦の風味を感じます。手にするとずしりと重い「いちじくパン」も、もっちり。いちじくとくるみが口の中ではじけ、小麦の旨みと相まってたまらないおいしさです。 遠くからもお客さんが次から次へと訪れるお店。日によって早めに売り切れてしまうこともあるので、電話でお取り置きをお願いしておくのがおすすめですよ。
friluftsliv
フリルフスリフ
### いかがでしたか? 高原の緑の中で素敵なものやおいしいものを見つけられ、リフレッシュできるドライブ旅。安全運転で気をつけておでかけくださいね。
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森田奈央
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