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2019.08.13
江ノ島散歩で立ち寄りたい♪旬のフルーツを贅沢に使ったジェラート「ザ・マーケット・エスイーワン」
店のすぐそばを江ノ電が通り過ぎる「ザ・マーケット・エスイーワン」はフルーツの美味しさを十分にひき出した濃厚フレーバーが人気のジェラテリアです。ジェラートのほかにカフェラテやワイン、ピザもあるので店先の長椅子に座って江ノ電を眺めながらのんびりとした時間を過ごされてはいかがでしょうか。
地元で親しまれているジェラート屋さん
散歩の途中にふらりと立ち寄る常連さんや夏になると年に一度訪れるリピーターさんなど、子どもからお年寄りまで男女を問わずいろいろな人が集まります。さりげなく置かれているイギリスアンティークの椅子に座ってオーナーとの会話を楽しみながらゆっくり過ごすことができるお店です。
江ノ島駅から鎌倉方面へ向かってすぐにある踏切のそば
S字カーブになっているこの付近、速度を落としてゆっくり走る江ノ電を店内から見るとノスタルジックな気分になりますよ。
世界を渡り歩いたオーナーシェフが作り出すこだわりの味
食材の調達から接客までこなす新安夫さん
オーナーの新安夫さんは日本で懐石料理の経験を積んだあとイギリスに渡って星付きレストランで腕を振い、ホンダのF1レーシングチームで専属シェフをしていた経験を持つ根っからの料理人。「美味しいものを食べた時のニコッとした笑顔は万国共通」と帰国後はこの場所でジェラテリアをはじめました。新さんの飾らないお人柄と美味しいものへのこだわりが日本各地の農家へとつながり、ジェラートに使う旬の食材が全国から集まります。
魅力たっぷり10種類の上質フレーバー
定番の「山のみるく」は、島根の自然の中でのびのびと放牧された牛の牛乳を使って優しい味に仕上げた人気ジェラート。ほかの9種類は旬の果物や野菜を使い「ライムとマンゴー」「イチジクとカマンベールチーズ」「桃シナモン」などそれぞれのよさを引き出す組み合せが評判です。 地元の食材も大切にしていて海老名のもぎたて完熟イチゴ、三浦のメロンとスイカ、鵠沼のカボチャ、藤沢のブドウなど種類豊富です。
日本各地の旬をジェラートでいただく幸福感
「パッションフルーツとカルダモン」と「山のみるく」
ジェラートは1フレーバー(430円)から注文でき、「山のみるく」にもう1種類プラスした2フレーバー(540円)がおすすめです。奄美大島から届いたパッションフルーツにカルダモンを合わせたフレーバーは、上品な香りで種の粒々感まで味わえます。
季節の移ろいを感じるフレーバー
ラズベリーの色がルビーに似ていることからつけられた「スイカにルビー」と「お茶屋の抹茶」
「スイカにルビー」はスイカとラズベリーをミックスさせ、甘みと酸味のバランスのとれた夏らしいさわやかなフレーバーです。 旬の果物や野菜以外のフレーバにも季節感があり、チョコレートはフランスヴァローナ社のビターチョコレート、サワーチェリーチョコ、ミルクチョコ、クリスマスフレーバーと季節によって変わるほか、お茶は抹茶、ほうじ茶、玄米茶、ミルクティー、チャイというふうに一年を通して目が離せません。特に抹茶は京都宇治の名店・利招園のものを使用するなど、どの季節も特別感のある素材を使ったジェラートです。1月に登場する甘酒ジェラートは石川県の酒蔵から取り寄せたこの時期だけのお楽しみ。
サイドメニューも絶品!ナポリピザ
ワインとも相性がいい「マストゥニコーラ」(860円)
500度の窯で焼くピザがお目当てのファンが多く、シンプルな「マルゲリータ」のほかにピザの原型ともいわれる「マストゥニコーラ」はモッツアレラチーズとブタの背油、ニンニクのピザでなかなか巡り合えない貴重な一皿です。ガラムマサダをかけるとより一層風味がよくなりますよ。
7月から毎月第3土曜日にはナイト営業を始め、18時から21時の間、ジェラートに加えて新さんがシェフの腕をふるいます。料理の内容は毎月変わるので楽しみにしてくださいね。
ザ・マーケット・エスイーワン
ザ・マーケット・エスイーワン
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高橋真里
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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