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2019.08.18
チェックのかわいい列車に乗って、グルメ旅へ♪福岡市内と筑後エリアを結ぶ「 THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
2019年3月に福岡で運行を開始した「 THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は福岡市内から、川下りで知られる柳川や産業遺産で注目される大牟田など筑後地方を結ぶ観光列車。 列車の中で、沿線の旬の食材を使って作るできたての料理を味わうことができます。八女市の竹を使った竹編みや久留米市城島瓦などを施したインテリアにも注目です。筑後地方の魅力がたっぷり詰まった観光列車の魅力を紹介します。

赤いチェック柄がかわいい外観

沿線の風景に映える赤を基調とした車両デザイン
「 THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は時間帯によって福岡(天神)駅から太宰府駅を結ぶ列車と、大牟田駅を結ぶ列車があります。福岡市の中心部から、新元号「令和」ゆかりの神社がある太宰府や、炭鉱などの歴史的史跡が見られる大牟田へ。車窓からは、九州最大の河川である筑後川やのどかな田園風景が楽しめます。
久留米のブドウや福岡のあまおういちごなどを合わせたロゴ
外装は多数の受賞暦を持ち、注目を集めるグラフィックデザイナー福岡南央子さんがキッチンクロスをイメージしてデザインしたもの。柳川の川下りや久留米の特産品であるお酒やブドウなど、沿線を代表する豊かな観光資源をアイコンとして使用したかわいらしいロゴも目を引きます。

筑後地方の伝統的工芸品が施されたインテリア

現代的なインテリアと伝統的工芸品が融合するスタイリッシュな車内
内装は筑後地方のものづくりを発信するため、伝統ある工芸品とクリエイターの感性を掛け合わせ、沿線の魅力を感じられる空間を演出。職人が手編みする竹細工を施した天井や、光沢あるいぶし銀の特徴を活かした城島瓦の壁面など、いたるところに歴史ある工芸技術が施されています。

できたての料理が並ぶオープンキッチン
2両目にはメインディッシュとなるピザを焼き上げる窯を中心にした大型キッチンを設置。産地や旬にこだわった料理を味わえます。

ブランチからディナーまで時間帯で変わる地産地消メニュー

6月から8月に提供されるランチおよびディナーの旅の夏メニュー
乗る列車の時間帯によってブランチの旅、ランチの旅、ディナーの旅と、異なる3種のメニューが提供されます。ランチの旅とディナーの旅はいずれも8000円(税別)。焼きたてピザをメインに、アミューズや前菜、プティフルなどが出てくる贅沢なコース料理を味わえます。 旬に応じてメニューが変わるので、季節ごとの楽しみがありますね。

あまおうプレミアムスパークリングワイン
ウェルカムドリンクにはあまおうのプレミアムスパークリングワイン、食中には地酒や八女茶、食後には沿線で生産されたハーブをオリジナルのブレンドで楽しめるハーブティーや、沿線にあるコーヒー店のオリジナルブレンドコーヒーも楽しめます。

ブランチの旅3000円(税別)のメニュー
ブランチの旅では、久留米市にある人気ベーカリー「シェ・サガラ」の相良一公さんが監修する「ゆずドッグ」と、同じ久留米市内にある「コーヒーカウンティ」のオーナー森さんによるオリジナルブレンドコーヒーを。相良さんはパンのワールドカップとも呼ばれる大会で、最終選考に進出した腕前の持ち主です。カリカリでモチモチのパンに、地元の工場で生産されるソーセージに柚子胡椒を効かせた「ゆずドッグ」は、店でも人気の一品です。

福岡在住の人気料理家、渡辺康啓さん
料理を監修するのはピザの名店を運営する今井正さんと、地方ならではの食材を使った料理会を開催する料理家渡辺康啓さん。両氏が食材選びから携わり、素材の味を最大限に活かしたメニューは、この列車でしか味わえない逸品です。 車内でこだわりの詰まったご当地の味を楽しめるダイニング列車に乗って、筑後エリアの新たな魅力を楽しむ列車の旅にでかけてみませんか?

THE RAIL KITCHEN CHIKUGO
ザレールキッチンチクゴ
全国
0570-00-1010
西鉄お客さまセンター
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上川奈穂美
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