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2019.09.05
ガタゴトと行きかう江ノ電をながめて味わう本格コーヒー&ティー。鎌倉・長谷「カフェ ルオント」
鎌倉方面から向かうと長谷駅の手前にあり江ノ電の中からもよく見える「カフェ ルオント」。住宅街にたたずむ一軒家カフェで、鎌倉らしさと海辺の雰囲気を感じながらクオリティーの高いお茶を堪能されてはいかがでしょうか。
すぐわきを通り抜ける電車の音がBGMになる
長谷駅大仏方面口から徒歩約1分の線路わき
長谷駅を出てすぐの遊歩道を右へ進み稲瀬川沿いにまっすぐ歩いた先の住宅街に佇む「カフェ ルオント」。駅に近いせいか速度を落としたゆったりとした電車が行き過ぎ、電車の中から見かけて訪ねてくるお客さんも多いのだとか。
白と青を基調にしたさわやかなカフェ
店名はフィンランドの言葉で「自然」という意味
大工さんと相談しながらオーナーとスタッフとでリノベーションした店内は、海辺のカフェらしく開放感たっぷり。青い扉やカウンターの木材の材質などもいろいろ試しながら決めたのだそう。お洒落な北欧のアンティーク家具がよくあいます。
フルーティーな本格コーヒーとクリエイティブなブレンドティー
気軽なカフェでありながらお茶のクオリティーが高い
美味しいお茶をゆっくり味わってもらいたいという思いから、コーヒーはノルウェー・オスロの「フグレンコーヒー」をチョイス。「フグレン東京」で淹れ方をマスターしたオーナーが、丁寧にハンドドリップで淹れるコーヒーは苦みがないので砂糖やミルクは入れなくて大丈夫。コーヒー本来の美味しさが伝わる浅炒りの豆を使用しフルーティーな香りがします。 紅茶はニューヨーク・ブルックリンのティーブランド「ベロック」の茶葉を使用。イエロー缶に入ったオーガニックな茶葉やスパイスをブレンドした個性的なお茶に気分も上がります。
ふっくら可愛い限定品・フクロウのパン
この店のシンボル・フクロウはフィンランドでは家の守り神ともいわれている 「フクロウパン」(216円)、「ドリップコーヒー」(648円)
コーヒーはサーバーに2杯分のコーヒーを温めたカップとともに提供してくれます。コーヒーとよくあう「フクロウパン」は、北鎌倉の「にちりん製パン」が湘南小麦を使ってふっくらと焼きあげるオリジナル。素朴な味で、手づくりのブルーベリージャムをたっぷりとつけてお召し上がりください。
ベロックの人気ブレンドNo.100
「オレンジタルト」(540円)、「コラゾン・ド・シエン・フエーゴス」(756円)
色鮮やかなハーブティーは、数あるブレンドの中からおすすめの No.100 「コラゾン・ド・シエン・フエーゴス」。ハイビスカス・レモングラス・ローズ・ラベンダーにシナモンで香りづけをした華やかなお茶です。色と同様のパワフルな味わいを手づくりのケーキと一緒にどうぞ。
1個から注文OKのスコーン
「スコーン」(1個270円、2個486円)
ジャムと生クリームをつけてくれるのが嬉しいスコーンは紅茶との相性もぴったり。テイクアウトもできます。
ご近所さんにも人気のカフェごはん
「ハヤシライス」サラダ付き(1296円)
ランチタイムは特別に設定していないので、時間を気にすることなく一日中カフェごはんが注文できるのも嬉しいポイント。A5ランクの黒毛和牛を贅沢に使ってトロトロ煮込んだハヤシライスのほか、自家製パンを使ったサンドイッチも人気です。
湘南の風を感じる地元作家の絵画
飾ってある絵やポストカード(1枚150円)の販売も
白壁に清涼感をもたらす絵画は鎌倉在住の画家・KATSUYA153氏によるもの。湘南の風景を切りとったモチーフが多く、洗練された色使いで、すがすがしい気分にさせてくれますよ。
観光地でもゆったり過ごせるカフェ
西向きのテラスは午前から昼頃にかけてが日陰になって気持ちよく過ごせます。鎌倉さんぽの途中に立ち寄って、江ノ電を眺めながらのんびりと過ごしてくださいね。
カフェ ルオント
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高橋真里
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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