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2019.08.30
【旅に効く映画】引っ越しというロードムービー 8月30日公開作品『引っ越し大名!』
「また国替えだと」。 家督相続をして約45年の間に何度も国替え=引っ越しをした、実在する大名のエピソードをもとに書かれた一冊の本が映画化されました。
読書好きの引きこもり侍、あだ名はカタツムリが引っ越し奉行に

映画『引っ越し大名!』は、“引っ越し大名”の異名を持つ松平直矩(まつだいらなおのり/及川光博)と姫路藩の藩士たちが、大金と労力のかかる引っ越しを、知恵と工夫で乗り切る姿を描きます。 主人公は、姫路藩主の片桐春之介(星野源)。 書庫に引きこもり本を読むのが好きな片桐春之助が、姫路(兵庫)から日田(大分)に国替えをするための引っ越し奉行に任命されたことからストーリーが始まります。
移動人数10000人距離600kmの姫路から大分への引っ越し
引っ越しを成功に導く3人の立役者

いつも書庫にこもりっきりの本の虫、突然引っ越し奉行を言い渡され悪戦苦闘するが、生涯の伴侶も見つかる片桐春之介役にに星野源さん。 片桐の幼馴染みで体育会系のお刀番、鷹村源右衛門役に高橋一生さん。 前任の引っ越し奉行だった板倉の娘。父親から受け継いだ引っ越しのコツを片桐に指南する於蘭役に高畑充希さんが演じます。
脇を固めるのは個性的な役者たち

お殿様、松平直矩役に及川光博さん。片桐春之介を助ける中西監物役に濱田岳さん。お殿様を支える重臣の本村三右衛門役に松重豊さん。将来を嘱望されるがリストラに合う山里一郎太役に小澤征悦さん。そして、物語に展開をもたらす重臣の藤原修蔵役に西村まさ彦さんと、ベテランの役者たちが出演しています。

さらに今作は、引っ越しする時に歌われる「引っ越しの唄」の振り付けと監修を野村萬斎さん。ナレーションを落語家の立川志らくさん。また、主題歌の『でんでん』はユニコーンと、話題性も高い作品です。
原作も面白い『引っ越し大名三千里』

「神のキャスティングになりました」と話すのは原作者の土橋章宏さん。 ユニークな視点で時代劇の新しいジャンルを開拓した『超高速!参勤交代』シリーズ同様に、土橋さんらしい時代小説が原作です。 コメディタッチで描かれる作品は、転勤族や理不尽なことに振り回されるサラリーマンにも共感を得るだけでなく、江戸時代の国替え=引っ越しの歴史を楽しく知れる映画。サクッと楽しい120分です。 <作品情報> 映画『引っ越し大名!』 公開:2019年8月30日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー 監督:犬童一心 脚本:土橋章宏 出演:星野源、高橋一生、高畑充希 ほか 配給・宣伝:松竹 ©2019「引っ越し大名!」製作委員会
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