608
2016.01.25
座布団とちゃぶ台のある古民家カフェ。身体にやさしい手づくりのごはんやスイーツでほっとひと息。
※この記事は2016年1月25日に公開されたものです。 築60年ほどの木造長屋をそのままカフェにした、JR難波駅近くにある「一心茶房」。玄関で靴を脱いで、座布団に座り、ちゃぶ台でおいしいごはんやスイーツがゆっくり食べられるお店です。 都会にいることを忘れさせてくれる空間で、のんびり過ごしませんか?
細い路地裏に佇む町家風のお店
JR難波駅を東側から地上に出て1分ほど歩くと、マンションやカフェが並ぶ通りに「一心茶房」と書かれた小さな看板が見えてきます。それを目印にして細い裏路地に入ると、すぐ右手に古民家カフェ「一心茶房」があります。
扉を開けて玄関で靴を脱ぎ店内に入ると、1階はこちらで作っているお菓子や作家のアクセサリー、器などが所狭しと並ぶ「雑貨とおやつのお店」になっています。
その奥にある階段を上ると、ちゃぶ台に座布団、味のある棚などが置かれていて、まるでおばあちゃんの家にいるような感覚になります。 オーナーは「静かでほっとできる場所を作りたい」という想いで、10年前にこのお店をオープンしました。
築60年の古民家を活かした温かみのある空間には、オーナーが古道具屋で一点一点選んできたインテリアや雑貨、お気に入りの本などがあちらこちらに。 オーナーの想いの通り、都会にいることを忘れさせてくれるカフェとして、お客さんから親しまれています。
家庭の味が食べられる日替わり定食
心も体も温まる「豚と野菜のトマト煮込み」がこの日のメインのおかず
ランチタイムのおすすめは、バランスの取れた家庭の味が楽しめる1日15食限定の「日替わり定食」(800円)。野菜をふんだんに使ったおかず3品、汁物、ごはん、漬物が、木のお盆で運ばれてきます。 お客さんが毎日食べても飽きないようにと、同じ料理の組み合わせはしないのだとか。そのため、今日は何を作ろうかと、母のような気持ちで毎朝メニューを考えるのだそう。 また少しでも季節や旬を感じて欲しいと、1月は七草粥、節分にはいわし料理など、「日替わり定食」で日本の行事を味わうこともできます。そんな心のこもった家庭の味を楽しめることが、この「日替わり定食」のおいしさの秘訣かもしれませんね。
和の空間でこだわりのスイーツを
りんごのみりん炊きと、ほろ苦いカラメルソースが相性抜群の「フレンチトースト」(600円)
こちらでは、手づくりのケーキやプリン、焼菓子なども人気。なかでも、めずらしい味がたくさん揃う「蒸しぱん」(180円~)は全40種類のラインナップの中から、毎日10種類ほど作られています。
右手前から時計回りに「金柑チョコ」(230円)、「チェリーとまと」(230円)、「かのこ抹茶」(230円)、「黒糖くるみ」(200円)
金柑の甘酸っぱさがアクセントになったチョコチップたっぷりの「金柑チョコ」(230円)や、甘いドライチェリートマトの食感がそのまま残っている「チェリーとまと」(230円)、カマンベールチーズを白みそ風味の生地で包んだ「白みそカマンベール」(250円)など、どれも口の中で楽しさが広がるものばかり。 ふわふわの「蒸しぱん」は、保存料はもちろん、卵や乳製品もほぼ使わずに作っているので、安心して食べることができるのもうれしいですよね。1階で買うことができるので、おみやげにいかがですか?
一心茶房
イッシンチャボウ
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
市原真麻
の人気記事