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2019.12.25
ドライフラワーに囲まれ、花束のようなドリンクを/幻想的な京都のカフェ「カシェット」
京都造形芸術大学に近く、少し北に行けば曼殊院や詩仙堂などの名刹が点在する京都・北白川エリア。白い漆喰壁に瓦屋根といった蔵の面影を残すカフェ「Cachette(カシェット)」は、白川通り沿いにひっそりとたたずんでいます。 お店に一歩入ると、なかはスモーキーな色調が美しいドライフラワーに満たされた空間。2階のカフェでは花やハーブを使ったメニューをいただくことができ、まるで森の中でお茶をしているような気分になれると評判です。
スモーキーなニュアンスのドライフラワーにうっとり♪
柳の枝をツタのようにアレンジしたエントランス
瓜生山の麓、京都造形芸術大学近くの北白川にある「cachette(カシェット)」。 フランス語で「隠れ家」を意味するカフェは、その名の通り、知らなければ素通りしてしまいそうなさりげない佇まいで、2018年12月にオープンしました。 大きなガラスの回転扉を開けると、ふくいくとした香りが漂い、自然から生み出された優しい色調のドライフラワーがあり、まるで包み込まれるよう。アンティークな家具と相まって、なんとも幻想的な空間が広がります。
柔らかな自然色とほのかな芳香に癒される空間
天井や壁、棚にスワッグやリースが所狭しと
「花のある暮らし」をコンセプトに作られた店内は、1階がショップ、2階がカフェスペースになっています。ドライフラワーはもちろん、お店の内装もすべて自ら手掛けたというオーナー石川さん。和洋にこだわらずセレクトされたアンティークの棚やテーブル、チェアなどは、すべて色彩効果でゆったりくつろいでほしいという思いが込められています。
ドライフラワーが絶妙のしきりに
キラキラ輝くフルーツの花束のよう
ゼリーポンチ「Aya~彩」(850円/税込)
2階のカフェで味わえるのは、どれも絵になるメニューばかり。 なかでも、すべて天然の花やハーブから生み出されたという鮮やかな色彩に目を奪われるゼリーポンチは、ブルーベリーやラズベリー、キウイ、レモン、オレンジ、ライムなど季節のフルーツをたっぷり使います。また、レモンなど酸性のものに反応して紫色になることで知られるハーブのバタフライピーを使っていますが、このハーブは自家製レアチーズケーキにも使われています。
「レアチーズケーキ」(600円/税込)。サクサクのクッキー生地も美味しい
期間中1日10食限定の「ソワール」(600円/税込)
季節ごとに変わる期間限定のメニューもあります。写真の「ソワール」は秋冬限定で、12月末まで味わうことができます。泡のクリームの下には、元田中にあるコーヒー焙煎所「旅の音」の豆を使った濃厚なコーヒーゼリーが隠れていて、カプチーノを食べているかのような不思議な食感のデザートです。豊潤な香りのコーヒーとマロン・シロップが秋の夕暮れ(ソワール)を彷彿させますよ。
カフェスペースではコーヒーやグラノーラの販売も
どのスペースを切り取っても絵になるカフェ。オーナーが時間と手間をかけてじっくりと作り上げたドライフラワーの醸し出す、まったりとした世界観に浸かってみて。ゆっくり過ごした後は、お気に入りの花束を1階ショップで買って帰れば、家でも余韻を楽しめますよ。
Cachette(北白川店)
カシェット
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Union Synapse 撮影:武甕育子
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