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2023.02.04
国宝に彩りを添える河津桜や京都屈指の梅まで♪春めく景色に誘われる京都&奈良の名所9選
ぽかぽかと温かい陽気の日が増えてきて、春の訪れが待ち遠しい時期。梅や早咲きの桜が咲き誇り、ひと足早く春めいた情景に心がうきうきしてきますね。今回は京都と奈良で見つけた、早春を彩る名所をピックアップ。冬から春へ、移りゆく季節に想いを馳せながら、早春の香りに誘われてみませんか。
【京都府京都市】五重塔と河津桜のコラボレーション「東寺(教王護国寺)」
【京都府京都市】梅・桃・桜の競演も♪「京都御苑」
【京都府京都市】小野小町ゆかりの梅園がある「随心院」
【京都府京都市】美しい神苑に咲くしだれ梅「城南宮」
【京都府京都市】五重塔と河津桜のコラボレーション「東寺(教王護国寺)」
平安遷都とともに建立された世界遺産の「東寺(教王護国寺)」。国宝や重要文化財の寺宝を数多く保有する、長い歴史のある貴重なお寺です。京都のシンボル的な国宝「五重塔」は、約55mと木造では日本一の高さ。この時期は、河津桜とのフォトジェニックな競演が見事です。まるで日本画を眺めているようなすてきな光景に目を奪われます。
東寺(教王護国寺)
トウジキョウオウゴコクジ
【京都府京都市】梅・桃・桜の競演も♪「京都御苑」
京都の市街地の真ん中に広がる「京都御苑(きょうとぎょえん)」。かつて150軒ほどの宮家や公家が並んでいた一帯を整備した国民公園です。東西0.7km、南北1.3kmの広さに歴史的遺構が点在。約5万本の樹木などが息づく市民の憩いの場となっています。 苑内には180本ほどの梅があり、梅林も。公家や皇室ゆかりの「黒木の梅」や1本の木から異なる色の花が咲く珍しい品種もあり、2月中旬から3月中旬まで見ごろが続きます。
京都御苑
キョウトギョエン
【京都府京都市】小野小町ゆかりの梅園がある「随心院」
絶世の美女として知られる平安時代の歌人、小野小町が住まいとした「随心院(ずいしんいん)」。991年に創建され、代々摂関家が住職を務めた由緒ある門跡寺院です。 薄紅色の古名から名前を取った遅咲きの「朱華色(はねず)の梅」をはじめ、約200本 が咲く梅の名所としても知られるこちら。例年3月上旬から下旬の見ごろに合わせて境内の「小野梅園」が公開され、3月の最終日曜日には「はねず踊り」も開催されます。
随心院
ズイシンイン
https://www.instagram.com/zuishinin/
拝観料500円/梅園入園料300円※2023年は3月11日〜26日開園、26日は1000円
【京都府京都市】美しい神苑に咲くしだれ梅「城南宮」
「方除(ほうよけ)の大社」として親しまれている「城南宮」。「源氏物語花の庭」と呼ばれる神苑「楽水苑」は、「春の山」「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」の5つのエリアで構成されています。 社殿の西の「春の山」には、約150本のしだれ梅が植えられていて、競うように花を咲かせる紅白の花が、春の兆しを告げているよう。しだれ梅は咲き始めの「探梅」、見頃の「観梅」、散り始めの「惜梅」とだんだんと表情を変え、その時々の美しさを鑑賞できますよ。他にも、神苑では50品種、約300本ある椿も楽しめます。
城南宮
ジョウナングウ
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土屋加奈恵
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