ノスタルジックな港の街角に佇むレトロビル

みなとみらい線日本大通り駅から徒歩3分

神奈川県庁のすぐそばで重厚な歴史的建造物の多い街並みに溶け込むレトロなビルの2階にあります。昭和初期に建てられた築90年に近いビルの細い入り口やタイル張りの階段は当時のまま。港町特有のノスタルジックな雰囲気があり、ドアを開けるとスタッフが温かく迎えてくれます。

オーナー姉妹の想いが詰まったカフェ

アンティークな雰囲気をうまくいかした店内（右下）祖母の家にあった茶箪笥もしっくり馴染む

ベトナムのカフェでスタッフ経験のある姉と旅行の好きな妹がそれぞれの得意分野を生かして開いたカフェです。共に時間を大切にしてゆっくりと過ごしてほしいという思いから、店内の装飾はいたってシンプル。白い壁にアンティークの椅子やテーブルの置かれた店内はとても静かで窓からは大さん橋など港の様子がよく見え、一日のうちに何回かは港から船の汽笛も聞こえるロケーションです。

センスのいい小物や食器をセレクト

「やちむん」は沖縄の方言で「焼き物」という意味

ドアを開けるとすぐに1点1点手づくりしたアクセサリーやオリジナルの日本手ぬぐいなど各地で見つけたお気に入りの雑貨類を販売しています。とくに沖縄旅行で出会った陶器「やちむん」は、沖縄の海を思わせる青色と南国の植物の緑色が温かみのある色柄が印象的な焼き物。沖縄県読谷村で直接買い付け、お店でもランチやデザートの皿に使っています。お茶を飲みながらゆっくりと好きな絵柄を選ぶお客様も多いのだとか。

一杯にこだわったドリンクが充実

店内に置いてある絵本や雑誌でくつろぐ人も多い「Kaguyaブレンド」（税別450円）

その日の気分や体の調子に合わせて選んでもらおうとドリンクの種類は豊富で、しかも体にいいものばかり。コーヒーや紅茶はもちろんのこと、麹を発酵させて作る自家製甘酒やマンゴーやストロベリーのスムージー、ハーブティー、ほうじ茶、抹茶、レモネードなど、どれも素材の持ち味を大切にした本格的な飲み物です。ディナーではワインもおすすめですよ。

挽きたての豆を使った薫り高いコーヒー

注文を受けてから一杯一杯好みの豆を挽いてくれる

こだわりのコーヒーは横浜にある自家焙煎のスペシャリティーコーヒー「Blue Door Coffee」の豆を使用して、ハンドドリップで淹れてくれます。気取りのないマグカップにたっぷりと注がれ、深みのある味と香りが広がります。苦みの少ないエチオピアやコロンビアなどのコーヒー豆を使ったブレンドが常時数種類あるので迷ったときは相談してみて。

京都宇治の農家から仕入れるお茶を使った抹茶ドリンク

「ベイクドチーズケーキ」（税別450円）「アイス抹茶ラテ」（税別600円）

茶道に親しんできたオーナーが形式にとらわれずに抹茶に親しんでもらいたいと抹茶を使ったドリンクをメニューに加えました。抹茶は有機肥料と低農薬にこだわった京都宇治の小島製茶から直接仕入れます。こうした抹茶やコンデンスミルクを付けた濃茶もマグカップでいただくので気軽です。ミルクを入れて飲みやくすした抹茶ラテはサクサクしたクッキー生地を使った「ベイクドチーズケーキ」との相性も抜群です。

おむすびの付く生パスタランチ

「サバの和風トマトスパゲティ」（税別1000円）

ランチは唐揚げ定食や湘南藤沢の特産であるみやじ豚を使った豚丼などボリュームたっぷりで、平日はサラダバーがつくのでお昼時にはリピーターさんも多いのだそう。とくに生パスタを使ったスパゲティはモチモチをした食感でソースがよく絡み、アツアツの生パスタにのせた青ジソのいい香りも漂います。シンプルな塩むすび付き。 横浜赤レンガ倉庫や山下公園などにも近いので、海岸沿いの散策途中にぜひ立ち寄ってくださいね。