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2016.02.29
オリジナルデザインが約60種!北海道の自然をモチーフにした生地と布小物のお店「点と線模様製作所」
※こちらの記事は2016年2月29日に公開されたものです 2014年にオープンした「点と線模様製作所」は、北海道を拠点に活動するテキスタイルブランドの直営店です。 小樽在住のデザイナー・岡理恵子さんがデザインした生地の切り売りをメインに、その生地を使って作られた雑貨も販売しています。
ひと味違う買い物が楽しめる個性あふれる「space1-15」
色とりどりの商品が並ぶ店内
地下鉄西18丁目から徒歩5分の場所にあるマンション「シャトー・ル・レェーヴ」内の「space1-15」は、札幌で活躍する作家さんや職人さんたちによる個性豊かなお店が約20軒入っている複合ショップです。 その306号室に店を構えるのが「点と線模様製作所」。 デザイナーの岡さんの生活の中で目にした、北海道の風景や記憶の中にある情景を題材にした生地が約60点そろいます。 生地はすべて50cmから量り売りされているので、バックや洋服づくりなどさまざまな用途に使用できるのが嬉しいですね。
50cmから10cm単位で販売している生地
植物や生き物が描かれた繊細で、あたたかみのある刺繍
生地は、神奈川県にある工場で技術を持った職人さんが、岡さんの原画を手作業でトレースし、図案を起こしているという点にこだわりが感じられます。 それを精密な刺繍機によって、刺繍が施されてゆきます。 針がゆっくりと動く年代物の機械ならではの繊細な刺繍が柔らかい質感で仕上がる最大の魅力です。 デザイン準備から作品が仕上がるまで約1年を費やすといいます。 ひとつの布に沢山の思いとこだわりがぎっしりと詰まっていますね。
リスやキツネなど北海道に住む可愛らしい動物をモチーフに
左「リスノシグサ」のハンカチ(1080円)、右「キツネノ小道」のポーチ(4471円)
岡さんのデザインには、地元小樽で身近に見かけるエゾリスや、新雪の上に残された足跡を見つけることがあるキタキツネなど、北海道に住む動物をモチーフにしたものが多くあります。 「リスノシグサ」や「キツネノ小道」の柄が親しまれて、いきいきとした動植物をモチーフにした優しい柄は見ているだけでほっこりと癒されます。 生地のほか、ハンカチやポーチ、ブックカバーやクッションカバーといった小物や雑貨が60~80種類そろいます。
同じ柄でも、プリントと刺繍によって雰囲気が変わる
季節を感じさせるデザインも見逃せない
右から「tanpopo」、「mori」、「しげみ」
“その人の暮らしや装いに溶け込んで、彩りという楽しみをプラスする”という想いで、岡さんは温かなテキスタイルを作り続けています。 これから春に向けては、広い大地一面に咲くタンポポを描いた「tanpopo」(3456円/m)や木をイメージした「mori」(3456円/m)、可愛らしい小花が広がる「しげみ」(ハンカチ・1944円)など季節を感じる柄がおすすめだそう。 新作として白と黒のカットワークレースを考案中で、「今はプリントと刺繍加工の2種ですが、今後は、質感の違う生地も展開していけたら」と話してくれました。
手しごとのぬくもりが感じられる雑貨は、長年愛用したくなるものばかり。 手芸がお好きな方はぜひ、オリジナルデザインの生地を使って世界にひとつだけのアイテムを作ってみてはいいかがでしょうか。
点と線模様製作所
テントセンモヨウセイサクショ
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高橋 まりか
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