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2020.04.23
バラの庭園に囲まれた洋館「カフェRosa薔薇館」で過ごす、バラづくしのティータイム
名古屋市郊外に、50年以上の歴史を持つカフェがあります。周囲は庭園に囲まれ、シーズンになるとバラの花でいっぱいに。店内はバラをモチーフにした絵画やオブジェも飾られ、高貴な香り漂う紅茶やバラをかたどったデザートなども。一年を通じてバラを楽しめるようにという思いが込められた、お花でいっぱいのお店をご紹介します。
バラをテーマにしたカフェレストラン
名古屋市天白区、地下鉄「平針駅」から徒歩10分ほどの場所にある「カフェRosa薔薇館」。近くには花と緑に囲まれた名古屋市農業センターもあり、散策にはぴったりのエリアにあります。1967年に建てられたという風格あるヨーロッパスタイルの建物は庭園に囲まれ、5月になるとバラでいっぱいになるとか。
庭園に囲まれた館内に入ると、アンティークな家具が並ぶ落ち着いた空間。バラをモチーフにした絵画が飾られ、ステンドグラスやレリーフにもバラがあしらわれています。店内の一角には庭園を望む個室もあり、バラの香水やコサージュ、絵葉書などバラグッズが並ぶコーナーも。
バラの香りにこだわったローズティー
お店の名物は、アッサムティーの茶葉にバラの花びらとローズウォーターを加えた「ローズティー」。ローズウォーターはバラの名産地であるブルガリア産のものを使用し、その香りを引き出すため水にもこだわります。「いろいろな水を試して、バラの香りが一番引き立つものを選んでいます。本物の香りほど、はかなく消えてしまいますが、その高貴な香りに包まれるだけで、キレイになった気分になれますよ」という安田さん。自身もバラを愛し、その美しさや香りに癒されているといいます。
「ローズフルーツティー」(700円)
「ローズフルーツティー」は、ドックローズというハーブにドライフルーツを入れたハーブティー。酸味をやわらげ、味に変化を楽しめるようシロップも添えられています。ローズティーはどれもポットで提供され、ティーウォーマーで保温されているので、ゆったりとお茶を楽しむことができますよ。
バラをモチーフにした豪華なデザート
「苺と薔薇のパフェ」(990円※季節限定)
さらにお店で人気なのが季節のフルーツを使った「季節の薔薇パフェ」。イチゴのシーズンにはイチゴ1パック分ほど使った「苺と薔薇のパフェ」が毎年大人気です。パフェの一番上にはバラの形にカットされた大粒のイチゴも。食べ進めると苺のコンポートやバラの形をしたアイス、ローズシロップのゼリーなど自家製のスイーツがいくつもの層になっていて、お好みでローズシロップを掛けながら楽しむことができます。
「アフタヌーンティーセット」(1人前1980円、予約制)
さらにバラのメニューをコースのように楽しめるのが「アフタヌーンティーセット」。数種類あるローズティーが選べるほか、軽食にはバラの花びら入りスコーンや生ハムをバラに見立てたフィンガーフードも。スイーツは、バラの花びらで飾られたシフォンケーキやバラの形をしたメレンゲ、バラが香るグミなど、ひとつひとつ手作りしたかわいいお菓子が並んでいます。
「バラの咲いていない季節でもバラがいっぱいのお店にしたいと思って。どんどんとバラのメニューが増えていったんです」という安田さん。そんな思いが込められたアフタヌーンティーセットには、ほかにもサラダやスープ、シャンパングラスに入ったフルーツパンチなども並び、季節のフルーツやエディブルフラワーなどで色とりどり。バラの香りとともに優雅な時間を過ごすことができます。
バラの見ごろは5月中旬ごろ
お店の庭園にはテラス席もあるので、天気が良ければ外でティータイムを楽しむことも。庭園には数十種類のバラが植えられていて珍しい品種を見つけることもできますよ。 見た目でも香りでも楽しませてくれ、食べても美容や健康に良いとされるバラ。「カフェRosa薔薇館」でそんなバラの魅力を満喫するひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。 ※2020年4月末現在、新型コロナウイルス感染防止のため通常より時間を短縮して営業し、4/29~5/7は臨時休業となっています。
カフェRosa薔薇館
カフェローザバラヤカタ
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田口真由美
Writer
田口真由美
好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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