
57
2020.04.21
旅するように、おにぎりとスープを味わおう♪【長崎編】〜「カラスミおむすび」と〜「旬野菜の洋風あごだしスープ」
日本人のソウルフード・おにぎりとお供にぴったりのスープ。全国を旅するように、各都道府県ごとの名産品をたっぷりと使って作ってみませんか? レシピを教えてもらうのは、各地の農家を訪れて美味しい野菜を見つけたり、地のものを味わうのが大好きという料理家・ごはんさん。新しいおにぎりとスープの魅力にきっと出会えますよ。 第43回は長崎県。日本三大珍味のひとつ、カラスミのおむすびと焼きあごから取れる上品な出汁を使った、旬野菜の洋風スープです。
バターの香りも食欲をそそる「カラスミおむすび」

三河のこのわた、越前のうにと並んで、日本三大珍味のひとつとされる長崎県産カラスミ。ボラの卵巣を塩漬けして天日干ししたものでコクと旨みがあとを引く美味しさ、パスタやお茶漬けともよく合います。細かくほぐしたカラスミとカマンベールチーズをごはんと混ぜ込めば、大人味のおむすびに。小さめに握って、パーティのフィンガーフードとしてもおすすめです。 【材料】(2人分) ・ごはん…お茶碗軽く2膳分 ・カラスミ…1/4腹 ・カマンベールチーズ…16g ・すりおろしにんにく…小さじ1/3 ・バター…10g ・乾燥パセリ…お好みで ・塩…お好みで

【作り方】 1:カラスミは薄皮をむいてスライスし、フライパンで両面を焼いたら手でほぐす 2:カマンベールチーズを1cm角に切る 3:炊き立てのご飯にバターを混ぜ、溶けたらすべての具材を入れて、全体を混ぜ込む。最後に塩で味を整えて丸く握る (ごはんさんより) 「カラスミは焼き色がつく程度に熱を加えると香ばしく、ほぐれやすくなります。実山椒を一緒に混ぜ込むと一層豊かで大人の味わいになりますよ」
いつものレシピがランクアップ「旬野菜の洋風あごだしスープ」

アゴとは飛魚(トビウオ)のこと。五島列島の近海でよく穫れ、長崎の名産品として知られています。炭火で乾燥させた焼きアゴからとれる出汁は、すっきりと上品な味。お味噌汁や煮物などの和風はもちろん、コンソメとも相性抜群。旬の野菜と煮込んだスープに、コクと深みを与えてくれます。 【材料】(2人分) ・スナップえんどう…8本 ・厚切りベーコン…2枚 ・玉ねぎ…1/4個 ・キャベツ…2枚 ・濃縮あご出汁(濃縮4倍タイプ)…大さじ1 ・固形スープの素…1個 ・水…300cc ・塩こしょう…お好みで ・オリーブオイル…お好みで

【作り方】 1:スナップえんどうは筋を取り、塩(分量外)を入れた熱湯で1分下茹でする。玉ねぎは横半分に切り5mm幅のスライス、キャベツは2cm角、ベーコンは2cm幅に切る 2:鍋にオリーブオイルを入れ、ベーコン、玉ねぎと塩を入れて炒める 3:キャベツ、アゴだしとコンソメ、水を入れる 4:中弱火で約5分煮込み、玉ねぎが柔らかくなったらスナップえんどうを入れて塩こしょうで味を整える。最後にオリーブオイルを回しかけて完成 (ごはんさんより) 「アゴ出汁は粉末タイプと液体タイプがありますが、万能つゆとしても使え、少量垂らすだけで味が決まる液体タイプがおすすめです。このひと手間でスープの味に奥行きが生まれます」
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
ごはん
の人気記事
の人気記事







































