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2020.08.05
新しいカルチャーや異文化にふれられる日本橋を一日さんぽ
伝統ある老舗だけでなく、新進気鋭のニューショップや海外発のショップなど、新しいカルチャー発信地でもある街・日本橋。歩くたびに新しい発見ができる日本橋散策に出かけましょう。
台湾のカルチャーを感じられるスポット

台湾グッズがあちこちに並び目移りしそう(商品入れ替えにより取り扱いがない場合もあります)
2019年9月に、日本橋にオープンした誠品生活日本橋は、台湾でも地元っ子に人気のカルチャー体験型店舗です。日本初出店の同店には、センスの良い台湾グッズや良質な書籍などが勢ぞろいしていて、台湾好きは見逃せません。 店内は、台湾の著名建築家・姚仁喜氏が企画・設計し、日本橋の歴史や文化、江戸の精神からインスピレーションを得て、つくり出されました。 また同じフロアには、台湾料理の「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」、台湾茶専門の「王德傅(ワンダーチュアン)」、茶香水の「P.Seven 茶香水(ピーセブンちゃこうすい)」などがあります。 ※現在は営業時間を短縮して営業のため、出かける際は公式サイトで確認してください。
誠品生活日本橋
せいひんせいかつにほんばし
スタイリッシュな台湾ごはん

シャンパンとのマリアージュが考えられている
2014年に台北にオープンした「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」。台湾のクリエイターやアート関係者、各国からの旅行者から、新しいタイプのレストランと評価が高く、2018年には、台湾政府から「必ず食べるべきグルメ10選」に選ばれました。 日本初出店の同レストランは、シャンパンとともに楽しめる台湾料理店をつくりたいという、オーナーの思いが込められたレストラン。店内は植栽アートで彩られ、洗練された雰囲気のなか、創作台湾料理を満喫できます。 お酒と合う料理のため、味付けはしっかりとしていながら、油を控えたヘルシーな料理が多く、新鮮な野菜やフルーツをふんだんに取り入れた、季節ごとの台湾料理を楽しむことができます。

大きな窓から光が差し込むスタイリッシュな食事空間。Photo_Ikunori Yamamoto
富錦樹台菜香檳
フージンツリー
上質な台湾伝統茶を味わう
茶師の美しい所作に釘付け
店内に足を踏み入れると、壁際にずらりと並んだ赤い茶缶が目に入ります。1862年に台湾の台南で創業した「王德傅(ワンダーチュアン)」。質の高いウーロン茶を扱うと評判で、台湾では長く利用しているお客さんが多いといいます。 専門の茶畑で栽培された茶葉のみを使って淹れる台湾ウーロン茶は、絶品との評価が高いものばかり。茶師が目の前で淹れてくれる最高の一杯を味わうことができるのも、うれしい体験です。台湾茶を正式な手順で淹れる体験教室もあるので、ぜひ参加してみたいですね。
モダンな雰囲気のウーロン茶専門店
王德傅
ワンダーチュアン
香り豊かな茶香水を体感

キュートなパッケージの香水は1.6ml 2178円
「台湾をまるごと瓶に閉じ込める」をコンセプトに、フランスに留学経験のある調香師チームが、台湾茶の香りを楽しめる香水を開発。台湾茶香水発祥の貴重なお店が「P.Seven 茶香水(ピーセブンちゃこうすい)」です。 日本初進出を記念してつくられた「キンセン茶香水」は、付けた瞬間から香りが時間ごとに変化するのが特徴です。フレッシュな香りの中にふんわりと台湾茶の香りが立ち、うっとりとした気分に。台湾を香りで感じる新しい体験ができそうです。
聞香杯で香りを楽しむのが台湾の茶文化
P.Seven 茶香水
ピーセブンちゃこうすい
シェフのこだわりがつまったアフタヌーンティー

レジェンダリーアフタヌーンティー5060円(土・日曜、祝日は5610円/サ別)
マンダリン オリエンタル 東京の最上階にあるオリエンタルラウンジ。床から天井まで広がるガラス窓から都心の景色を楽しめるスペースは、開放的で落ち着いた雰囲気に包まれています。ここで毎日12:00~16:00(ラストオーダー)に提供されるのが、アフタヌーンティーです。

東京都心を一望できる
パティシエ、ベーカリーシェフ、バンケットシェフとそれぞれのこだわりが詰まったメニューはバリエーション豊か。見た目にも美しいサンドイッチとセイボリー、プティフール、スコーンが並び、大満足の内容に。個性的なティーメニューも魅力的で、飲み物は1杯ずつカップで提供されるので、ゆったりと味わいながら楽しめます。 おさんぽの休憩に、外の景色を眺めながら、おいしいアフタヌーンティーを楽しむのもいいですね。
マンダリン オリエンタル 東京 オリエンタルラウンジ
マンダリンオリエンタルとうきょう オリエンタルラウンジ
感動のビールが味わえるビアバーへ

シャルキュトリー盛り合わせ1298円とピルスナーウルケル1210円
街歩きでほてった体を冷やすのに、居心地のいいビアバーはいかがですか?フロアによって雰囲気が異なり、その日の気分によってカウンター席、テーブル席などが選べます。 チェコの有名ビールメーカーから、日本人初のタップスター(ビールの注ぎ手)に認定された佐藤裕介さんの店。その独特の注ぎ方に定評があり、店ではチェコのピルスナーウルケルとアサヒ・スーパードライがタップから楽しめます。ビールに合わせて、牛バラ肉を煮込んだチェコ料理のグーラッシュや、ウィーン伝統料理のカツレツ・シュニッツェルなど、珍しいお料理が食べられます。 一人でも入りやすいので、日本橋散策の終わりにふらりと立ち寄ってみては。

落ち着いた雰囲気で1人でも入りやすい
BULVÁR TOKYO
ブルヴァールトウキョウ
新しい台湾のカルチャーやアフタヌーンティー、独特なビアバーなど、進化系日本橋体験をしてみませんか。 *** 今回ご紹介した内容は、2020年7月にアップデートした「ことりっぷ 東京」に掲載中です。より実用的・よりかわいい・より便利な一冊に生まれ変わったことりっぷをぜひ手に取ってみて下さいね。
【ことりっぷ 東京】
渋谷スクランブルスクエア、日本橋の誠品書店、かわいいおみやげから一生モノの伝統工芸品などのニュースポットから定番まで幅広くご紹介。さんぽしたい定番エリアの清澄白河、谷根千のほか、代々木上原、馬喰町、三宿などそこに暮らしているような感覚で散策したくなる新しい街さんぽもご案内。
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クレッシェント/浅子百合
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