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2020.10.22
【毎日おやつ】さわやかな梅の餡と青紫蘇が香る餅菓子「献上田むらの梅」/岩手県
全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は岩手県の「献上田むらの梅」をご紹介します。
梅を模した五角形に、たっぷり梅餡のお餅「田むらの梅」
5枚の花弁が梅の花を思わせるパッケージ。乾燥が大敵の餅菓子だからこそ個包装が嬉しい
安土桃山時代ごろに伊達藩から伝わった餅文化が受け継がれている、岩手県の一関・平泉エリア。食事からおやつまで、さまざまにアレンジした餅が日常的に食べられています。 一関市で明治時代から餅菓子を作り続けている「松栄堂」の「献上田むらの梅」は、国産の梅を使った梅餡を餅生地で包み、青紫蘇で手包みした和菓子。梅の花弁の五角形を表現した形をしています。甘く爽やかな梅の香りと、3ヶ月塩に漬けた紫蘇の葉の香りが上品です。白あんベースの梅餡は酸味というよりも甘酸っぱいというべき味わいで、緑茶やほうじ茶ともよく合います。
「地元の名物になるものを」と、一関藩主に命ぜられて考案
着色していない梅の餡はあんずジャムのような優しい色合い
「田むらの梅」が作られたのは、大正時代に伊達藩領田村藩のお殿様が、一関の名物を作るよう初代の松栄堂店主に命じたのがきっかけ。たいそう梅が大好きなお殿様に気に入られ、お菓子の名付け親になっていただいたのだとか。初めて販売した大正9年から100年目を超えた今も愛されています。 「松栄堂」では、餅のなかに濃厚なごま餡を包んだ「ごま摺り団子」や、岩手県産の米粉を100%使用したクッキー「粉雪ビスキィユ」などの洋菓子など、地元の素材を活かした和洋菓子を作り続けています。
【おやつデータ】
●献上田むらの梅
価格:1166円
内容:6個入り
賞味期限:製造日より30日間
購入できる主な施設:一関市内直営店/盛岡フェザン直営店/岩手・宮城SA/駅売店 他
オンラインショップ:https://www.shoeidoh.co.jp/
松栄堂 地主町総本店
ショウエイドウ ジシュマチソウホンテン
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ことりっぷ編集部 撮影:清水ちえみ
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