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2020.10.22
湘南の海山さんぽで立ち寄りたい。アルチザンスタイルのベーカリーカフェ「HAYAMA BREAD Club」
「HAYAMA BREAD Club」は、LOCAL・NATURAL・ORGANICをテーマにしたベーカリーカフェ。葉山の海を眺めながら、自家製の天然酵母パンや作りたてのデリなどを味わうことができます。お店を訪れたら、近くのハイキングコースを歩いてみるのもおすすめです。海まで足をのばせば、葉山の豊かな自然を満喫できますよ。
アメリカ西海岸のフードカルチャーを参考に
(右上)サンルームのようなボタニカルバーがある店内 (左、右下)葉山出身のボタニカルプランナーがセレクトした珍しいグリーンの数々は購入も可能
葉山小学校バス停から徒歩すぐ、葉山の高台に建つ一軒家が「HAYAMA BREAD Club」です。もとは日本料理屋だったという建物をリノベーションした店内は、白を基調にしたカリフォルニアテイストで統一。海側の大きな窓からは遠くに一色海岸を眺められるという葉山らしいロケーションです。 お店を運営しているのは、逗子で人気を博したパン屋さん「wakanapan(わかなぱん)」を創業し、パン職人として長いキャリアを持つ中本わかなさんと、PRやイベント企画などを手がけ、DJでもある村田久美子(DJ PANCAKEMIX)さん。2人は店を始める前にアメリカ西海岸を旅し、さまざまなオーガニックマーケットやベーカリーなどを巡ったそうです。
(左上)千葉県産のリリコイバターやニュージーランド産のピーナツバターもあるグロサリーコーナー (左下)オリジナルパンケーキを自宅で作れるパンケーキミックスも (右)近郊の有機栽培農家の野菜を販売
そこで見たローカルのフードカルチャーを取り入れて、2020年1月にオープンしたのがこちらのベーカリーカフェ。店内には有機栽培農家直送のオーガニック野菜や、国内外から厳選したジャムやマスタードなどが並ぶグロサリーコーナーを併設し、パンと一緒に味わいたいとっておきの食材を購入できるようになっています。
素材にこだわった無添加のアルチザンスタイルブレッド
パンは常時約30種類を用意
山型食パンにベーグル、カンパーニュなど、ショーケースにずらりと並ぶ種類豊富なパンは、自家製天然酵母と100%国内産の小麦粉を使用。全粒粉は国産有機小麦を粒のまま仕入れ、毎回使う分を石臼で自家製粉しています。 素材にこだわり、石窯オーブンで焼き上げるパンは風味豊か。外側のクラストはパリッと、内側のクラムはもっちりとした食感で、噛めば噛むほど小麦のおいしさが口の中に広がります。 ハード系ブレッドのほか、無農薬野菜と上質なハム、チーズをはさんだサンドイッチなどの惣菜系、グルテンフリーのチーズケーキや天然酵母のシナモンドーナツなどのスイーツ系もラインナップ。カフェでランチを食べた後、自宅用やおみやげにパンを大量に買っていく人も少なくありません。
手作りのデリとパンがおいしいプレートランチ
ヘルシーな「ファラフェル・ベジタリアンプレート」(1400円)
海が見えるカフェスペースでは、サンドイッチやデリプレートが食べられます。ランチにおすすめなのは「メキシカン・プルドポークプレート」(1500円)や「ファラフェル・ベジタリアンプレート」など3種類から選べるデリプレート。どれも新鮮な有機野菜がたっぷりと付いて、ボリューム満点です。 ドリンクは、葉山のティーブランド「Dadaya」のフレーバーティーや、鎌倉に拠点を持つカリフォルニア・サンタクルーズの「Verve Coffee Roasters」の香り高いコーヒーなどが用意されています。 また、毎週日曜限定で提供されるオリジナルパンケーキは、朝から行列ができるほどの人気ぶり。このパンケーキは、かつて2人が逗子と原宿で店舗を展開し、ブームの先駆けとして評判を呼んだ店「SUNDAY JAM」の味を復活させたもの。伝説のパンケーキが味わえるとあって、遠方から訪れるファンもいます。
近くの仙元山ハイキングコースでお手軽ハイクはいかが?
仙元山の山頂からは湘南の海と江の島、富士山の大パノラマが見渡せる
お店のすぐ近くには「仙元山ハイキングコース」が整備されていて、森戸海岸まで足をのばせば、海と山の両方を楽しめるプチハイクが体験できます。 「仙元山ハイキングコース」は全長約3km、所要時間1時間半ほどのお手軽コースですが、急坂の山道や鎖が付いた長い階段状の道もあり、山歩きの雰囲気を十分に味わえます。「HAYAMA BREAD Club」でパンをテイクアウトして、仙元山の山頂でランチにするのもおすすめ。秋晴れの休日に、遠足気分で出かけてみませんか?
HAYAMA BREAD Club
ハヤマブレッドクラブ
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小野澤啓子 写真:熊野淳司
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