甘じょっぱさがクセになる味わい!原宿『The Little BAKERY Tokyo』で出会った「苺あんバターボール」|by PARISmag
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甘じょっぱさがクセになる味わい!原宿『The Little BAKERY Tokyo』で出会った「苺あんバターボール」|by PARISmag

毎日の暮らしのなかで少しだけ心が弾むような豊かさをお届けするWEBマガジンPARIS mag(パリマグ)から、今回は原宿にある『The Little BAKERY Tokyo』をご紹介します。

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ヨーロッパやアメリカを想わせるアンティークの壁紙や照明…海外の雰囲気を詰め込んだ『The Little BAKERY Tokyo(ザ・リトル・ベーカリー・トーキョー)』は、原宿のキャットストリートにある話題のお店。木製カウンターの上には焼き立てのパンがずらりと並び、中でも目を惹くのは苺が乗ったコロンとかわいい「苺あんバターボール」。オープン当時からの人気を誇る看板商品です。 道行く人の足を引き止め、中を覗き込みたくなるおしゃれで魅力的なベーカリーを紹介します。

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国内産の素材にこだわった多彩な品揃え

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2017年にオープンした『The Little BAKERY Tokyo』では、約30種類のパンと焼き菓子を取り揃えています。看板商品は「苺あんバターボール」。1日に40個ほど売れる人気商品で、香り豊かな国産小麦を使用したハード系のパンの中に、あんこと自家製ホイップバターを挟み込み、フレッシュな苺をトッピング。あんこと相性抜群の苺の甘みを、自家製ホイップバターのほのかな塩みが引き締めてくれる、スイーツ感覚で楽しめるパンです。

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「当店で取り扱う商品の素材は、国産を中心に使用しています。飲食店としてできることを考えたとき、国内の農家さんに還元できればいいなと思い、国内のものをメインに使用しています。小麦粉は北海道産の『春よ恋』、砂糖は鹿児島県種子島産の『洗双糖』、塩は沖縄産の海塩など。身体に優しく、安心しておいしく食べられる、その上で、お金の流れを国内で循環できるように意識しています」。

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こう話してくれたのは、『The Little BAKERY Tokyo』ほか、『THE GREAT BURGER』『GOOD TOWN DOUGHNUTS』など、6つの飲食店を手がける車田篤さん。おすすめの「山利の釜揚げしらすエピ」は、和歌山県で老舗のしらす屋さんのしらすを使用したオリジナルエピ。こちらのお店の系列店である『THE TEISYOKU SHOP』で仕入れていたしらすでしたが、「エピにしてもおいしいはず」とパンにアレンジして出来上がりました。

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「商品開発は直感を大事にしつつ、気まぐれでやっています(笑)。ただし『お客さまが喜ぶ商品を提供すること』が大前提。その時々のニーズにあった商品やサービスを展開しています」。

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ハード系のパンは食べ慣れていない人も多いため、ふんわりと柔らかい食感のコッペパンを使用したものも販売。「シュガーミルクコッペ」はバターと練乳クリームをたっぷり詰め込んだ、お子さんにもうれしい新商品です。

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“フレンチアメリカン”テイストに気分も上がる!店内インテリアへのこだわり

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自身がプロデュースしたドーナツ店のアメリカ進出も実現し、1年の1/3をアメリカで過ごす車田さんは、「海外の文化を日本でも感じてもらいたい」という思いで『The Little BAKERY Tokyo』の運営を行います。 こちらのお店のインテリアコンセプトは「フレンチアメリカン」。ヨーロッパやアメリカのアンティーク家具や照明、壁紙は、店内に入った瞬間から異国の雰囲気を感じさせてくれます。お店のオブジェだと思われた、カウンター奥のレジスターは現役で稼働中。会計のたびに「チーン!」とユニークな音が聞こえてきます。

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「見る角度によってはガーリーに、でもメンズテイストも所々に散りばめて、男女問わず入りやすい世界観を作りました。商品にはアメリカの食文化を取り入れていて、特にマフィンやクッキーなどの焼き菓子は、アメリカで食べた味と食感を、自分のフィルターを通して商品に落とし込んでいます」。

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ボリューム感のある焼き菓子の中で、ひときわカラフルな「スプリングスクッキー」はアメリカではポピュラーなお菓子だそうです。

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「アメリカは食材の組み合わせが斬新でおもしろい。その背景にはアメリカの歴史が関係していて、もともとインディアンがいたところにヨーロッパの移民が移り住み、各地から持ち込まれた食文化が、少しずつアレンジされて出来上がってきているんです。だから『こうあるべき』という概念はなく、自由。そういうカルチャーのベースがあるからこそ、新しいものを生み出す力が豊かなんだと思います」。 「自身の経験やアメリカで感じた文化を、日本の店で体験してもらえたら」と、車田さん。『The Little BAKERY Tokyo』についても、何かしらのエンターテインメントや体験を発信できる場所でありたいと話します。 「このお店に来てくれたお客さまが『おもしろい』『楽しい』『おしゃれ』など、『おいしい』プラスαを感じ取ってもらえたらうれしいです」。

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「もったいない」から生まれた「DAY OLD BREAD」の配送サービス

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今年7月、売れ残ったパンの配送サービス「DAY OLD BREAD」がオンラインで始まりました。前日に売れ残ってしまったパンを冷凍して、翌日に発送。価格は一律1,300円で、店頭価格で2,400〜3,000円相当の商品を詰め合わせにしたアソートボックスです。前日の売れ残り状況によって、内容が変わるため、届いたときのサプライズ感も魅力の1つ。 もともとは前日の売れ残りを店頭で安く提供していたそうですが、コロナ禍で外出の機会が減り、「配送してほしい」という声が募り、配送サービスを導入しました。

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「まだ十分おいしく食べられるのに廃棄するのはもったいないという、フードロスの問題への取り組みとして始めました。ありがたいことに、オンラインでの注文受付を開始するとすぐに完売。SNSにも好評の声がアップされています」。 外出自粛によるオンラインの活用と、「パンの冷凍保存」が一般的に知られてきた今だからこそ実現した新サービスです。 他にも「おうち時間の充実」の意識からか、テイクアウトプリンの販売数も伸びており、1日に100個を完売することもあるそうです。

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濃厚でなめらかな食感の固めプリンは、店頭で注文すれば「プリンアラモード」として食べることも。気分も華やぐスペシャルスイーツです!秋には梨を使った新商品も登場予定とのことで、今後の展開にも期待が高まります。 店舗ならではの人気商品はもちろん、お客さんからの要望を得て、配送サービスやテイクアウトもスタートさせた『The Little BAKERY Tokyo』。車田さんがアメリカで感じた「型にはまらず自由に挑戦する文化」をまさに実践されている、そんなお店でした。 原宿に立ち寄った際はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

The Little BAKERY Tokyo

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東京都 渋谷区神宮前6-12-6 1F

clock-icon9:00〜19:00 ※現在は都の要請に従い短縮営業中。来店前にご確認ください。
pin-iconなし
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