
189
2020.12.08
箱根湯本で訪れたい、話題のスイーツ店と隠れ家コーヒースタンド
都心から約1時間30分、東京からすぐの温泉地・箱根。気軽に行ける便利な立地と山々に囲まれた豊かな自然、そして豊富に湧く温泉がいつの時代も多くの人をひきつけてやみません。今回は、そんな箱根の玄関口・箱根湯本にオープンした新しいお店をご紹介します。
小田原産フルーツや野菜を使う「城下町ぷりん」

右から時計まわりに「むかしぷりん」、「味噌ぷりん」、「足柄ほうじ茶ぷりん」、「足柄緑茶とさつまいものモンブランぷりん」、「小田原みかんぷりん」(各410円~)
卵形のケースとスポイトのソースがかわいいご当地プリンで人気を博している小田原「城下町ぷりん」の姉妹店が箱根湯本に登場。早くも湯本の名所のひとつになっています。 一番人気は、スタンダードな「むかしぷりん」。小田原近郊のフレッシュな卵と足柄のきんたろう牛乳を使ったしっかりと固めのプリンで、濃厚なカラメルソースがよく合う昔ながらの味わいです。 そのほかにも、老舗の味噌「箱根路」を使ってキュウリと山椒を合わせた「味噌ぷりん」、足柄緑茶と小田原のサツマイモを使った「足柄緑茶とさつまいものモンブランぷりん」など変わりだねがズラリ。小田原や近郊の旬の食材を使っていて、季節限定のメニューが多いのも魅力です。

香ばしい足柄ほうじ茶の「黒糖わらびもちラテ」(Mサイズ600円)
こちらでは、箱根近郊で生産されている足柄茶を使ったドリンクメニューも用意。「黒糖わらびもちラテ」は、香り高いお茶とミルクに、つぶつぶのわらびもちの甘みと食感が楽しめる1杯です。ベースのお茶は紅茶、緑茶、ほうじ茶の3種類から選べますよ。

きな粉やクルミが香る口どけのよいキャラメル「足柄茶らめーる」(750円)など
店内では、北海道のミシュラン一つ星シェフが監修するオリジナルの焼き菓子やチーズケーキも販売。新しい箱根のおみやげとしてもよろこばれそう。

2020年3月にオープン
お店があるのは国道1号沿い。箱根湯本駅からみやげもの店などが並ぶ商店街を歩いて3分ほどです。ドリンクスタンドが併設されていて、ベンチに座ってひと休みしながらプリンやドリンクを味わうこともできますよ。

城下町ぷりん 箱根湯本 春風楼
ジョウカマチプリンハコネユモトシュンプウロウ
店内でつくるフレッシュで濃厚なティラミス専門店「箱根てゑらみす」

ティラミス各420~500円(フレーバーによって異なる)
箱根湯本駅のすぐ前には、2020年6月に自家製ティラミスの専門店もオープンしています。小田原市内にある「そうけい珈琲」の豆と北海道産マスカルポーネチーズを使うティラミスは、甘さ控えめで濃厚な味わい。エスプレッソを丁寧に抽出するところから店内の工房でつくっていて、いつでもできたてが味わえるのもおいしさの秘密だそう。 クリーミーでまろやかなプレーンのほか、抹茶、イチゴ、ブランデーなど季節によって5種類ほどのフレーバーがラインナップされています。

「ティラミスソフト」(500円、左)、とっておきたくなるかわいいボトル(右)
こちらのティラミスはすべて蓋のついたガラスボトル入り。渋沢栄一、福澤諭吉、益田孝という箱根にゆかりのある3人の「おじさま」をモチーフにしたイラストが描かれているのも何だかほっこりした雰囲気です。 食べ歩きを楽しむなら、ミルクマスカルポーネ、エスプレッソ、ティラミスの3種から選べるソフトクリームはいかが? 温泉であたたまったからだにひんやりおいしいおやつとして人気ですよ。
店内の大きな提灯が目印
お店は箱根湯本駅前を通る国道1号沿いにあります。駅からは徒歩2分ほどと近いので、電車を乗り換える際にちょっとおみやげを買うのにもよさそうですね。

箱根てゑらみす
ハコネテラミス
古風な日本家屋の一角でスペシャルティコーヒーを味わう「VANCOUVER COFFEE」

ベリーの様な香りと風味の中深煎りのHAKONEブレンド500円、足柄茶を使う抹茶ラテ550円
箱根湯本駅から徒歩9分。早川にかかる湯本橋をわたり、3階建ての木造旅館などが並ぶひときわレトロなエリアを歩いていくと、路地のなかにひっそりとたたずむコーヒースタンドに出会います。 こちらの名物は、自家焙煎のスペシャルティコーヒーと足柄茶を使った抹茶ラテ。窓越しにオーダーすると、コーヒーなら1杯ずつのハンドドリップ、抹茶ラテは抹茶椀と茶せんでお茶を点てるところから丁寧に淹れてくれます。

路地に面した部分に2020年2月にオープン
建物は60年以上前に建てられたもので、かつて芸妓さんの置き屋だったそう。風情ある日本家屋と苔むした塀が隠れ家的な雰囲気をかもし出しています。 コーヒースタンドがあるのは建物の一部分で、母屋部分は黒毛和牛を使う和食処に、2階部分はこれから温泉付きのゲストハウスとしてオープンする予定だとか。

赤いイスが目印に
店内席はありませんが、小さな坪庭部分や店の前に数脚のイスが並べられていて、淹れたてのコーヒーやラテを座って味わうことも可能です。駅前の喧騒がうそのように静かな路地で、箱根湯本の歴史に思いをはせてみるのもよさそうです。

VANCOUVER COFFEE 箱根湯本店
バンクーバーコーヒーハコネユモトテン
「ことりっぷマガジン冬号 Vol.27」のテーマは「あったかい宿と温泉へ」。この冬、注目したい日本各地の温泉と宿を取り上げています。箱根エリアについては「新しくて、どこかレトロな箱根へ」と題し、2020年にオープンした新しいホテルやカフェ、ショップを中心に最新の現地情報を紹介しています。ぜひご覧ください。
ことりっぷオンラインストアの購入ページはこちら
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
佐藤史子 写真:山下コウ太
の人気記事
















































