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2021.05.01
【毎日おやつ】まるでアクセサリーのようにキュートで新しい和三盆「せとうち日和」/香川県
全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は香川県の「せとうち日和」をご紹介します。
おうち時間を特別にしてくれる和三盆
まるで大切な宝物をしまっているかのような、シンプルで上品な小箱
「和三盆」と聞くと、お茶席で味わう敷居の高い茶菓子を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。今回紹介する「せとうち日和」は、”和三盆をもっと身近に感じてほしい”という思いから、産地である香川に工房を構える「日和制作所」が手がけた日々の暮らしに彩りを添える和三盆です。 和三盆とは、砂糖の一種である和三盆糖を木型で固めた干菓子のこと。その原料は、瀬戸内の温暖な気候と自然豊かな環境で育った細黍(ほそきび)というサトウキビです。「研ぎ」と呼ばれる作業を何度も繰り返すことで生まれる、粉雪のような上品な口溶けが最大の魅力。おもに香川県と徳島県の四国東部で江戸時代から生産される伝統的な特産品なのです。
手彫りの木型で作る温かみのあるルックス
見て楽しい、食べておいしい「せとうち日和」
箱を開けると現れるのは、思わず笑みがこぼれてしまうほどキュンとするルックスの和三盆。「カモメ」「お日様」「バラと島」の3種類のデザインは瀬戸内の風景を表現しているそうで、専用の木型に和三盆糖をはめ込んで一つずつ製造。木型の材料は、樹齢百年を経た山桜の木。それを職人が丁寧に手彫りするからこそ、表情豊かな和三盆が生まれるのです。 心ときめくのは、見た目だけではありません。「カモメ」はプレーン、「お日様」は瀬戸内レモン、「バラと島」の「島」の部分には徳島のすだちという具合にフレーバーも多彩で、見て楽しい、食べておいしい「日和制作所」の和三盆にファンが多いのも頷けます。 ほかにも、コーヒーの香りが楽しめる「コーヒーさんぼん」、瀬戸内生まれの柑橘フレーバーが魅力の「フルーツさんぼん」など、味のバリエーションもデザインもいろいろ。何気ない日常に取り入れると、気持ちがやわらぎそうですね。
【おやつデータ】
●せとうち日和
価格:1080円
内容:3個
賞味期限:180日間
購入できる主な施設:高松空港 四国空市場
オンラインショップ: http://hiyori-shop.net
日和制作所
ヒヨリセイサクショ
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フォレスト(渡辺佐知子) 撮影:清水ちえみ
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