唐辛子のイラストがポイントのレトロなパッケージ

左から甘味、中辛、激辛

香川県と岡山県に挟まれた瀬戸内海の塩飽諸島（しわくしょとう）。こちらで幻の唐辛子といわれる香川本鷹唐辛子が生産されています。 香川本鷹唐辛子は400年以上前にこの地に伝わり、昭和初期には海外へ輸出されるほどの生産量を誇っていました。しかし、徐々に安価な外国産の唐辛子におされて昭和50年代に生産が途絶えたといいます。ところが、2006年に香川本鷹唐辛子の種子が保存されているのが発見され、復活プロジェクトがスタート。現在も非常に希少価値の高い唐辛子ですが、丸亀市のショップで加工商品を扱うなど新しい丸亀市の名物として注目されています。 その香川本鷹唐辛子を使用したかりんとうが「香川本鷹花林糖」。甘味、中辛、激辛の三つのフレーバーで、唐辛子のイラストが辛みの強さを表しています。

讃岐うどんと同じ製法で作られたかりんとう

短くカットしたうどんを思わせる食べやすい大きさ

こんがりとしたきつね色のかりんとうが食欲をそそります。かりんとう生地は寝かし時間や足踏み作業など讃岐うどんと同じ製法で仕上げています。 口に入れるとまず小麦の甘み。噛むごとにガツンと辛みがやってきて、あとにはしびれるような心地よい刺激が残りました。こちらはジンジャーエールなどの炭酸飲料を合わせたり、ビールのおつまみにも良さそうです。 伝統の唐辛子とあってその辛さは強烈。はじめて食べるならまずは甘口をおすすめします。もちろん自信がある人は激辛からどうぞ。