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2021.03.16
AIが作る焼き立てふわふわバウムクーヘンを♪/ユーハイム発話題の新スポット「BAUM HAUS」
バウムクーヘンで知られるお菓子のメーカー「ユーハイム」が、名古屋市の中心街の一角に新たな複合施設をオープンさせました。 焼き立てのバウムクーヘンやサスティナブルなフードが味わえるフードホールが1Fにあり、2Fには最新テクノロジーを取り入れたシェアオフィスを展開。「食の未来」をテーマに作り上げた、新しいテクノロジーを体感できるスペースに注目です。
名古屋の中心、栄エリアにオープンした新施設
ドイツ人であるカール・ユーハイム氏が100年以上前に日本に伝えた、バウムクーヘン。その技術を受け継ぎ、バウムクーヘンを多くの人に親しまれるお菓子として広めた会社が「ユーハイム」です。 職人がひとつひとつ作り上げる手焼きバウムクーヘンなど、創業当時の味も守りながらさまざまなバウムクーヘンを販売しています。そんな「ユーハイム」が「食の未来」をテーマにした新しいコンセプトの施設「BAUM HAUS」をオープンさせました。
「BAUM HAUS WORK」にはアバターロボットが常駐する「アバターパーク」も
完全キャッシュレスの最新フードホール
1Fの「BAUM HAUS EAT」には人気ベーカリー「ドンク」が手掛ける「DONQ ÉDITER」のほか、サスティナブルな食事をテーマにしたスープとデリのお店「Deli BAUM HAUS」、焼き立てのバウムクーヘンを提供する「THEO'S CAFE」の3店舗があり、テイクアウトして共有のカフェスペースや外で楽しむというスタイル。
フードロス対策にも取り組む「Deli BAUM HAUS」。無農薬野菜などを使用したデリは日替り
「DONQ ÉDITER」には、ラデュレの紅茶を配合した贅沢なパンなどここだけの限定商品も
どの店もタッチパネルで商品を選んでから電子マネーなどで決済し、カウンターでは品物を受け取るだけ。コンタクトを最低限にするシステムや既存店舗にはない新しい商品を取り入れています。
AI職人「THEO(テオ)」が作る、焼き立てバウムクーヘン
そして「ユーハイム」が新たな試みとして作り上げた、最新のバウムクーヘンを味わえるのが「THEO'S CAFE」。「THEO」くんと名付けられたAI職人がバウムクーヘンを焼き上げていて、ガラス張りになった厨房で作っている様子を見ることができるようになっています。 コロナ禍で移動が困難になったことをきっかけに、世界中のどこにいても、職人が焼いた美味しいバウムクーヘンを楽しんでもらいたい、そんな思いがTHEOくんを生み出しました。
そんなTHEOくんのバウムクーヘンをぜひ焼き立てで楽しんでみましょう。「焼き立てバウムクーヘン」(550円)はスライスした生地に甘さ控えめの北海道産生クリームを添えています。削ぐようにカットすることでより香りが立ち、素材の良さを感じることができるとか。 ほかにもバウムクーヘンの切れ端と生クリームやフルーツと一緒に重ねた「ズコット風カップデザート」(715円)も、出来立てで楽しみたい一品です。
「バウムクーヘン1本焼き」(8100円)
AIを活用した限定ショップには楽しいスイーツも
オーダーを元にその場でオリジナルのパフェを作ってくれます
「BAUM HAUS EAT」にはラボラトリーに見立てたスペースもあり、現在はフランスの若手パティシエが手掛ける「ミシャラク」のポップアップショップが期間限定でオープンしています。
アイスクリームパフェ「MYKOSMIX」(756円)
最新技術で安心、便利で美味しく食を楽しむ
ドイツのアートハウス「バウハウス」のように新しい価値観を生み出す拠点となればと名付けられた「BAUM HAUS」。館内には名前を呼ぶと近づいて見つめてくれるかわいいロボット「LOVOT(らぼっと)」のショールームが期間限定でオープンしていて、バウムクーヘンの帽子をかぶった「ばうむちゃん」が1Fでお出迎えしてくれますよ。これからの未来に向けた新しい食や最新技術を、ぜひ実際に味わって、触れて体験してみてくださいね。
BAUM HAUS
バウムハウス
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田口真由美
Writer
田口真由美
好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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