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2021.04.27
天空の世界とシンクロする、瀬戸内のウユニ塩湖「父母ヶ浜」へ
空と海がシンクロした、息をのむほどの美しい景色が目の前に広がる「父母ヶ浜」。瀬戸内海に面した全長1kmのロングビーチで、まるで南米のウユニ塩湖のような幻想的な風景が見られると注目を集め、今や瀬戸内を代表する観光地になりました。 幻想的な景色を眺めながらお散歩したり、撮影したりと、思い思いの過ごし方ができる父母ヶ浜。今回はそんな楽しみ方はもちろん、海を眺める周辺の素敵なカフェもご紹介します。
干潮と日の入りが重なるとき、美しい景色が現れる
シルエットを意識したポージングがポイント
父母ヶ浜で神秘的な景色が見られるのは、干潮と日の入り時刻が重なるとき、無風の場合などの条件がそろったタイミング。干潮時にはいくつもの干潟が現れ、波の影響を受けにくい潮だまり(水たまり)の水面が鏡のように反射して、上下対象の風景が現れます。 見ごろの期間や時間帯は三豊市観光交流局のHPでお知らせしているので、事前にチェックしてから訪れるのがおすすめですよ。
マジックアワーにだけ見られる美しい空のグラデーションにうっとり
特に父母ヶ浜の美しさが際立つのが、マジックアワーと呼ばれる日の入り前後30分間。青、オレンジ、ピンクと、刻々と空の色が変化するドラマチックな風景に心を奪われます。 写真を撮るときには、モデルは波を立てないように潮だまり近くの砂浜でポージングを。このとき傘や帽子などシルエットになりそうな小物を持っていくのもおすすめです。 またカメラは水面ギリギリから撮影することで、上下対象がより強調された美しい写真に仕上がります。シンクロ感をアップさせるには、しっかりと水平を保って撮影してみてくださいね。
父母ヶ浜
チチブガハマ
「KAKIGORI CAFÉ ひむろ」で味わう、地元の果物を使ったふわふわかき氷
通年味わえる「かき氷 いちご」750円
父母ヶ浜の周辺には、ロケーションを活かした素敵なお店が点在しています。「KAKIGORI CAFÉ ひむろ」もそのひとつ。1年を通してかき氷を提供しており、自家製シロップはイチゴや緑茶といった定番の5種類のほか、季節ごとに県産スイカや三豊産の仁尾レモンなど、3~5種類の旬の味覚が登場します。ふわふわのかき氷のなかには、果肉や水切りヨーグルトが入っているメニューもあり食べ進めるのも楽しいですよ。
(左上・右上)開放感ある店内でゆっくり過ごして(左下)シロップに使う新鮮な果物が並ぶ(右下)入り口にはカラフルな看板が立つ
窓の外に広がるのは父母ヶ浜の海景色。時間によって移り変わる様子を眺めながら、地産地消のおいしいかき氷を味わってくださいね。
KAKIGORI CAFÉ ひむろ
カキゴオリカフェヒムロ
「Setouchi Kitchen 父母ヶ浜」で、海を眺めながら地中海料理を味わう
父母ヶ浜を目の前に見渡せるカウンターが特等席
大きなガラス張りの店内から父母ヶ浜を目の前に望む、ロケーション抜群のレストラン。海と向かい合うように配置されたカウンター席のほかテーブル席もあり、天気がいい日には石鎚山まで見えるそうです。店内には瀬戸内ゆかりの雑貨や食器などを販売する「Setouchi Gallery」も併設。ショップだけの利用もできるのでぜひ立ち寄りを。
仁尾車海老と瀬戸内魚介のペスカトーレ2200円
こちらで味わえるのは、瀬戸内海の魚介を使った地中海料理の数々。スイーツには地元の高瀬茶を使ったパフェや瀬戸内レモンのドリンクなど、香川の“おいしい”がぎゅっと詰まったメニューが楽しめます。
Setouchi Kitchen 父母ヶ浜
セトウチキッチンチチブガハマ
いかがでしたか?父母ヶ浜周辺には駐車場も整備されているので、ドライブを兼ねて訪れるのもおすすめです。カメラ片手に瀬戸内の美しい景色を目指す、香川トリップを楽しんでくださいね。
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橘春花(フォレスト) 撮影:森昌史(フォレスト)
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